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『ワンワン♪』
こんにちは、井手慶之です。
昨日のFOMCでは市場の予想通り利上げを発表、ただその後の声明内容により下落する展開となりましたね。
この声明内容により、市場は来年よりももっと先の利上げ局面の終了を意識したようですが、ただこれ自体はある程度分かっていたことだけに、今後どのような反応を示すか？には注目ですね。
今回のドル円の動きとしては反応の初動としては上トライで113円を一時つける展開、そしてその後は巻き戻す（下落する）展開になっています。
高値近辺では利益確定も入り易い状況だったと思われるので、ここから更に下落していくのか？それとも、ここから再度上昇に戻っていくのか？が今後の注目です。
イベントも終わったので一旦の調整に入った可能性は高そうですが、正直ドル円については長期的に見れば上昇トレンド継続かな～と思っています。
そう考えれば、直近で上昇するか？しないか？という部分よりも、今はより深いところで買い場を探すといったことに集中をした方がドル円に関してはいいのかもしれないですね。
綺麗な上ヒゲで短期であれば売れる可能性はあるのですが・・・
そして、上ヒゲからの売り検討のメインについては他の通貨ペアで考えるという形でもいいかもしれません。
それでも動きによっては売りという選択肢も出てくるため、今日はそのあたりのシナリオや注目すべきポイントも含め、ドル円の今後のポイントをご紹介したいと思います。
それでは、ここまでのドル円チャートを見てみましょう！
ドル円日足チャート（クリックするとチャートが大きくなります）
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ドル円日足チャートです。
この日足チャートでは昨日のFOMCにより陰線がついていますね。
ただ、正直陰線としては、これだけで下への大きな動きを予想できるほどの陰線ではありません。
小さな陰線に留まってしまっていることから、仮に今後続落しても、この日足ベースで小さな陰線で下落するようだと、その下落自体が調整の下落でいずれ反発して高値を抜けるという可能性も考えられそうです。
一方で日米の貿易協議が単に先延ばし的な雰囲気で終わったことから、こちらが悪影響を及ぼせば大きな陰線で下落する可能性が出てきます。
よって、この日足で注目すべきは下落の度合いであり、今後ろうそく足の大きさに注目しておきたいですね。
また、今の状況から下落した際に注目される下値のポイントですが、フィボナッチ（黒）の23.6％（112.47）、38.2％（112.07）、61.8％（111.42）あたりは気になりますね。
日足ベースで現状は高値切り上げ、安値も切り上げる状況を勘案すれば、これらのフィボナッチポイントには注目しておきたく、この近辺で反発サインや予兆が見られるようなら買いの検討を考えておきたいですね。
特に深く押す、押さないという分岐点的な位置づけのポイントが23.6％近辺であり、その理由などについては240分足チャートで見てみましょう！
ドル円240分足チャート（クリックするとチャートが大きくなります）
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続いてドル円240分足チャートです。
この240分足では昨日のFOMCで一旦上をトライして、ヒゲで返りさらに陰線をつけたので、これだけを見たら今後一旦下落していきそうな雰囲気ですね。
形だけを見れば売りの検討もできそうなのですが、冒頭でも書いたようにドル円では下で拾うという意識はしっかりと持っておきたいと思っています。
その中で、売り検討ができれるとするとどんなシナリオでしょうか？
今は昨晩からの下落後、高値方向に上昇を見せています。
思ったよりも大きな陽線をつけたなという印象なのですが、ここから高値に向かって徐々に勢いを失いながら弱く上昇していくようなら、短期または中期で売りの検討ができるかもですね。
ただ、同時に他の通貨ペアでも同じような動きが起こる可能性があるので、そうなった場合にはよりきれいなもの、弱いものを売るという観点で、他の通貨ペアもチェックですね。
そして下に向かった場合ですが、現状では大きく下落しても111円台ミドル近辺の61.8％かなと思っています。
よって、この近辺に向かって下落して、下落の勢いが低下するようなら、そろそろ買いという意識でチャートチェックしたいところです。
また、現状ではそこまで下落するか？は分からず、分岐点となりそうなのが緑の楕円で囲った安値で、ここが直近の上昇トレンドのトレンド終了ポイントです。
この近辺をトライして強く抜ければ111円台もあり得る、逆にこの近辺でサポートされれば横ばい、または続伸となる可能性が高く、まずはこの近辺を分岐点として注目しておきたいですね。
この安値とフィボナッチの23.6％が近しい位置にあるというのも、ここに注目する要因の一つですね。
ということで、ドル円はあくまで深い押せば下で拾うという意識をしっかり持ちながら、チャンスとなるきれいな形がくれば他の通貨ペアと比較しつつ、短中期売りの可能性も・・・という形でしょうか！
それでは、今日も頑張りましょう！
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Source: ここ掘れワンワン！「井手慶之のＦＸ為替予測研究所」【為替 予想】