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【直前チェック】見通し分かれるトルコ中銀金融政策会合

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 新興国通貨安加速のきっかけともなったトルコリラ安。
直近のインフレ率が17.90%とインフレターゲットの5.00%(及び許容上限の7.00%)をはるかに超える高インフレに対して、エルドアン大統領の低金利志向の影響もあって、7月の会合で中銀が利上げに踏み切らなかったことに対する市場の警戒感が、リラ安の大きなきっかけとなりました。

 リラがドルに対して大きく値を崩す中で
トルコ中銀は13日の中銀理事会で適切な措置をとることを表明しており
利上げ期待が広がっています。

 ただ、どこまで利上げできるのか、見通しは相当分かれています。

 通信社の示す中央値は21.00%となっていますが、これはあくまで中央値。

 22名の予想のうちわずか2名の予想。
ただ、最大予想でも4名までとなっており、金利据え置きから最大25.0%への利上げまで、相当に見通しが分かれています。

 ちなみに最も多い4名の予想は22.75%(ようは5.00%の利上げ)。
ここまでしっかり踏み込むと、インフレに対して効果を期待するリラ買いが入る可能性がありそうです。

 ただ、2名据え置き見通しがあるように政府からの圧力の下でどこまで踏み切れるのかは未知数。

 据え置きもしくは小幅利上げにとどまると、一気のリラ売りの可能性もあります。

 このところインドルピーなどの売りが目立つ一方で、リラは比較的落ち着いた展開。
今回の理事会待ちとなっているだけに、急激な動きに要警戒です。
Source: ダックビル為替研究所 | Klug クルーク

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