ICOプロジェクトのETH売り
年始から続く下落トレンドの大きな要因として、イーサリアム上でトークンを発行し、資金調達を行ったプロジェクトのETH売りが考えられます。代表的なEOSはイーサリアム上でトークンを発行したものの、資金調達目的のみであったため250万ETH(当時1,800億円)を売却し、独自ネットワークへ移行しています。
関連:EOS(イオス)が30万ETH売却によるイーサリアム価格の下落
EOSに続いて、直近30日間で複数のイーサリアムベースのICOプロジェクトが合計で10万ETH(約40億円)を売却しており、この数量は市場供給量の0.1%に値します(8月現在1億ETH)。
中でもCobinhood($COB)というプロジェクトは2度に渡り、合計25,470ETH約10億円の売却を行っており、続いてAtonomi($ATMI)が13,040ETH、Etherollが11,200ETHとなっています。
ICOのETHはマイナーのように価格を考慮した売りや抑止がないので問題ともいえますが、このような低価格帯での売却はむしろETHの今後においては好条件といえるでしょう
ビットコインドミナンス
ドミナンスを確認すると、アルトコインは全面安でビットコインのドミナンスが50%を超えています。直近のアルトコインドミナンスが回復していた4月と比較すると、イーサリアムは4%、マイナーアルトコインは8%の下落を記録しており、仮想通貨全体から資金が抜けつつ、ビットコインへと集中している形になっています。
2017年末のドミナンスが60%であった点を考慮すると、年末から来年にかけてのビットコインETFへの期待もあり、さらなるアルトコインの下落相場が予測されます。
イーサリアムのマイニング収益
イーサリアム価格は去年9月の水準を下回る価格を更新。対してハッシュレート(ネットワークの計算力)は2倍以上に成長しているため、マイナーの損益分岐点は上がり初期投資分を回収できていない状態です。
マイニングは2015年の最低収益を更新した今年4月より更に下落し、過去最低を更新しました。今年末に迫る時期大型アップデート“コンスタンティノープル”でのマイニング報酬変更も決まっていない現段階で、マイナス収益はネットワークの中央集権化とCasper移行時のリスクへとつながるため価格回復はネットワークにとって重要な課題となります。
テクニカル分析
Coinbase Pro(元GDAX)のETH/BTC 4h足を確認すると、電気代が安い国でのマイナーの損益分岐点となる~0.038BTCまで下落せず、短期下落トレンドのレジスタンスをブレイクし、上昇三角を形成していることがわかります。ボリンジャーバンドを確認するとボラティリティは収束し、エキスパンドしようとしていることがわかります。
よって0.046BTCのレジスタンスを抜けられるかが重要になってくるでしょう。買い目線ではあるものの、このレジスタンスを大きく抜け、トレンド転換が明確になってからが安全だと考えられます。
結論と考察
結果としてEOSのETH売りは正解だったと見られるでしょう。今回ETHを売却したICOプロジェクトは結果的に底での売却となる可能性が高く、マイナーの「自身の投資を破壊しない」という心理的サポートに対して、ほとんどノーリスクでETHを売却できるICOプロジェクトはETHの問題点とも言えるからです。
ビットコインETFの審議延長から再度はじまった仮想通貨の下落トレンドですが、今からは投資家が長期休暇を取ることによる夏枯れから脱却し、9月30日へのビットコインETF期待が再度高まっていくことを考えていく必要があるでしょう。
参考資料:https://coinchoice.net/ethereum-price-analysis-20180817/
●無料でLINE@で有益情報を随時流しています。
https://line.me/R/ti/p/%40gtu0961z
興味ある方は登録してください。
興味ある方は登録してください。
■yobit net
https://yobit.net/en/
●XRPブログ作者に募金
◆tag 2118364701
◆アドレス rPVMhWBsfF9iMXYj3aAzJVkPDTFNSyWdKy
Source: 仮想通貨情報局