フランクリン・テンプルトンCEO「ビットコイン投資はまだ初期段階」

投稿日：2024年6月18日

フランクリン・テンプルトンのCEOであるジェニー・ジョンソン氏は、ビットコイン（BTC）投資サイクルの初期段階にあると考えており、大規模な機関投資家の資金はまだ完全に投入されていないと述べた。

「これは本当に初期採用者の最初の波であり、次の波ははるかに大きな機関投資家だと思う」とジョンソン氏は最近のCNBCのインタビューで語った。

ジョンソン氏は、デジタル資産とその基盤技術に対する扱いに慣れてくると、以前は慎重だった投資家やファンドマネージャーが興味を持ち続けると強調した。

ジョンソン氏はブロックチェーンのイノベーションに対する率直な支持者だ。1.6兆ドルの資産を管理する同社のCEOは、すべての上場投資信託（ETF）やミューチュアルファンドがいずれブロックチェーン上に存在するようになると信じていると以前、述べたことがある。

ジョンソン氏によると、データ処理コストの大幅な削減と新しいユースケースがブロックチェーン技術とデジタル資産の支持の主な要因であるという。ジョンソン氏のチームは、従来のデータ処理システムとブロックチェーン情報システムを比較する実験を行い、データ伝送におけるコスト削減に「驚かされた」と語った。

デジタル資産の新しいユースケースもジョンソン氏の注目を集めている。彼女は歌手のリアーナが非代替性トークン（NFT）を使用して「B*tch Better Have My Money」のロイヤルティ権をトークン化し、その権利をNFTの保有者に譲渡した事例を挙げた。

このようなユースケースは、ジョンソン氏がトークン化を「ステロイドを使用した証券化」と特徴づける理由であり、デジタル資産が以前はアクセスできなかった流動性を開放し、硬資産やデジタル財産権に隠された価値を解放する力を持っていると指摘した。

このような技術は、コレクション、さまざまな組織へのメンバーシップ、NFTや他のトークンを介したサブスクリプションなど、非金融資産へのアクセスも増加させ、新しい資産クラスや市場を創出する可能性があると同氏は考えている。

Source: 仮想通貨情報局