イーサリアム(ETH)はビットコイン(BTC)が価格発見に再突入する前に、新たな史上最高値を更新する可能性がある。
トレーディング企業MNトレーディングの創設者兼CEOであるミカエル・ヴァン・デ・ポッペ氏の最新の市場分析によれば、ETH/USDの可能性が高い動きを予想している。
アルトコインへの注目がETHを押し上げる
新たな分析によると、イーサリアムは現在の史上最高値を更新する次の仮想通貨であるとされている。
仮想通貨トレーダーたちは、米国での現物型イーサリアム上場投資信託(ETF)のローンチという新たなランドマークイベントに反応して、ビットコインでも強力な値動きがあると予想している。イーサリアムETFはまだ完全な取引開始の承認を得ていないが、予想外の規制当局の方針転換を受けてETFが承認されている。
同時に、この動きはビットコインの全体的な仮想通貨市場時価総額のシェアを減少させる可能性があり、これによりアルトコインがさらに成長する余地が生まれると見られている。「ビットコインのドミナンスはこのサイクルで58%でピークに達した可能性が高い」とヴァン・デ・ポッペ氏は指摘する。「アルトコインの評価額はビットコインと比べて非常に低い。次の史上最高値はイーサリアムが達成する可能性が高い」とした。
トレーディングビューのデータによれば、ETH/USDは執筆時点で約3850ドルで取引されており、2021年末に記録した4900ドルの過去最高値を大きく下回っている。
IBITが世界最大のビットコインETFに
ビットコインETFは5月28日に象徴的なマイルストーンを迎えた。ブラックロックのIBITがグレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)のBTC保有量を初めて上回った。
仮想通貨情報サイトApolloなどの情報源によって追跡された流入によれば、ウォール街の取引終了時点で、IBITは28万8670BTCを蓄積し、GBTCの28万7450BTCを上回った。
この「反転」は市場ウォッチャーにとって長らく予測されていたものだ。GBTCは1月に現物型ETFに転換されて以来、運用資産を着実に減少させており、投資家はほかのETFへと資金を移していた。
当初、GBTCは約62万BTCを保有していたが、現在は53%減少している。「最大のニュース:ブラックロックがGBTCよりも多くのBTCを保有している」と仮想通貨ウォッチャーあるホエールパンダはXでの反応としてのべた。ホエールパンダはまた、グレースケール自体の動揺にも言及しており、CEOのマイケル・ソネンシャイン氏が今月初めに辞任を発表したことも触れている。
ビットコインETFは過去数週間で関心が再燃しており、流入は10日連続で純増となっている。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/ethereum-due-new-all-time-high-ether-etf-nears-end
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Source: 仮想通貨情報局