最近は、「草コイン」と言う単語が完全に市民権を得ました。
雑誌で草コイン特集などをしているのも見かけますし、先日は某メインストリームメディアから取材を受けたのですが、こちらもまた草コインという言葉を自然に使っていて、とても不思議な感じを受けました。
草コインは人により意味が異なる
しかしながら、草コインという言葉の意味が、現在、人によって使われ方が違うようです。
Twitterでこのようなアンケートをとってみました。
つまり、現在人によって定義は、
- 用途も技術優位性もポテンシャルも少ないコイン
- 単純に時価総額が低いコイン
の2つに別れているという状況です。
言葉の意味は使う人によって変わっていくことは承知ですが、実は、界隈で使われていた元々の定義では、草コインはクズ株みたいな意味合いが強かったです。
これは、英語圏で元々Shitcoin(直訳で糞コイン)という単語があり、日本でもシットコインとそのまま単純に使っていました。これは用途もなく、ビットコインと違うアプローチで課題も解決しないようなコイン、または、開発者の儲けのためだけに作られたコインを軽蔑して、シットコインなどと呼んでいました。
しかし、シットコインという言葉のシットは日本だとスラングにしても汚く聞こえるし、「草コイン」と可愛く言い直そうと、independent bbitcoinerの田中氏(@tanaka_bot)が提唱しました。つまり草コインの草は「草www」の草だったのです。こちらが元々の定義でした。
ところが今はどちらかというと、草野球の草や、なんだか水をあげたら育つみたいな感じで、時価総額低いコイン全般が草コインと呼ばれるように、言葉を使う人たちも出てくるようになってきました。
僕としても、草コインの定義に時価総額が高い低いというのは含まれてないので、いくら値段が上がっても草は草だと思っていて、もっと直接的に言えば、現在時価総額トップ20位にある通貨の半分くらいは草コインだと思っています。
当時、草コインという言葉が日本のビットコインコミュニティで生まれたのは、2016年後半から2017年にかけてだったと思いますが、この言葉を当時使い始めた人たちは、時価総額に関係なく、ポテンシャルがあるコインと、よくてマネーゲームの対象にしか永遠にならないコインについてある程度の区別がついていました。
しかし、最近の市場参加者は、その区別がほとんどつかないので、「時価総額が低いコイン全般=草コイン」という使われかたが浸透したのではないかと個人的に分析しています。
この言葉の定義に違和感を感じる理由は、ほとんどブロックチェーンやビットコインの仕組みも分かっていないだろう人たちが低位コイン全般を草コインと呼び、そこからポテンシャルあるコインとそうでないコインを区別することを阻害しているようにも思えるからです。
そういった意味で、シットコインという言葉が復活されるべきでは、というような声も一部界隈で上がっています。
とりあえず、筆者のコラムでは草コインの定義は、「用途も技術優位性もポテンシャルも少ないコイン」で統一しようと思います。
草コインとポテンシャルのあるコインの区別をつけれるようになりましょう。
参考URL:https://coinchoice.net/crypto_define_a_kusa/
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Source: 仮想通貨情報局