ネットポジションとFX
外国為替証拠金取引(FX)は差金決済なので、「買いっぱなし、売りっぱなし」はなく、どこかのタイミングで必ず反対売買をして差益を出さなければなりません。
ネットポジションとは、ある通貨に対し、売りポジションと買いポジションの数量を比較してどちらのポジションが多いか?を判断します。
例えば、米ドル円の買いポジション(買い建玉):10万通貨に対し、売りポジション(売り建玉):7万通貨の場合、ネットポジションは差し引き「3万通貨の買い持ち」となります。
このようにネットポジションでロングとショートのポジションを傾きを見て、どのように価格が推移していくかを知ることが出来ます。
同様に仮想通貨でもネットポジションを見れるサイトがあります。
『datamish』は取引所からAPIでデータを引っ張って組成しているようです。
ちなみに、検証するため現在のビットコインの価格を見てみます。
BTC/USD 1時間足チャート
BTC/USDはサポート6620ドルを下抜け一段安、いったん6280ドルをつけ反発しています。この状況をdatamishでは、どのように捉えているのでしょうか?
ロングとショートのネットポジション
左がロングポジション、右がショートポジションです。(時間軸は変更可能)
現在、どのくらいポジションがたまっているのでしょうか?
- ロング:33.845K
- ショート:22.983K
ロングポジションのほうが10.862K多い、という事が分かります。
また、直近の相場ではBTC/USDが下落しているので徐々にロングポジションが解消されていますが、まだロングのほうが多いので、それを利確するためのショートが入る可能性があります。
また、ロングが溜まっているのを見てストップロス(損切)を巻き込む大口のショートを狙ってくる可能性があります。
相場の方向性
期間:1時間と3時間において、買いと売りどちらが優位かをグラフ化した図です。
短期動向もわかる
左側は為替のネットポジションでは見られないリアルタイムの短期ポジションのデータです。直近では、急落後に買い支えの動きが見られます。
【ロング/ショートの比率】
・ロング:59.82%
・ショート:40.18%
まとめ
仮想通貨版のネットポジションの見方を解説しましたが、これはあくまでも一般的な考え方なので、仮想通貨の相場にマッチしているかわかりませんが、今後、投機筋が参入してくることを考えると、同様の判断をすると予想されます。「ネットポジションがショートよりもロングが多い時は値段が下がりやすい」なども考えられます。
datamishはおもに仮想通貨のマージントレード(FXのような証拠金取引)のデータを使っているので反対売買を前提にしていますが、仮想通貨は現物を長期保有する「逆張り」志向も強い為、FX(為替)とは違う材料となるかもしれません。
また、銘柄はBTCだけでなく他の銘柄もありますし、過去のある時点との比較も出来るのでぜひ参考にしてください。
参考資料:https://coinchoice.net/judge-by-net-position-of-crypto-currency/
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Source: 仮想通貨情報局