- イーサリアムなどの暗号資産は年初から10%以上の上昇を記録しているが、NFTの価格は後塵を拝している。
- 関係者やアナリストは、成長をもたらすには実用性と技術開発が必要だと述べている。
暗号資産(仮想通貨)は強気市場の領域に少しずつ近づいているが、NFT(非代替トークン)は市場の高揚感から恩恵を受けることができていない。
イーサリアム(ETH)は年初から約70%上昇しているが、NFTの評価額はそれに追随していない。 上位500のNFTの評価額を測定するナンセン(Nansen)のNFT-500指数は、ETH建てで年初から50%下落し、ドル建てでは16%下落した。
CryptoPunksやBored Ape Yacht Clubなど、最も著名なNFTのバリュエーションを測定するBlue-Chip 10指数は、エーテルベースで44%、ドルベースで1.7%下落している。
最大のNFTマーケットプレイスであるオープンシー(OpenSea)は、それほど良い成績を上げていない。DeFiLlamaのデータによると、NFTマニアの絶頂期であった2022年1月、このプラットフォームは月3億8748万ドル(約580億円、1ドル=150円換算)の手数料を決済し、1億2045万ドル(約180億円)の収益を上げていた。現在、手数料は月600万ドル(約9億円)、収益は139万ドル(約2億円)にまで落ち込んでいる。
分散型IPに特化したコンテンツ金融エコシステム 「ContentFi」 の最高執行責任者ニック・ラック(Nick Ruck)氏は電子メールで、「NFTは最初の市場サイクルを生き延びてきたが、ユニスワップ(Uniswap)のAMMでDeFiが経験したように、ユーザーの関心をさらに引き出すための新たな技術的な飛躍点には至っていない」 と述べた。「NFTのユースケースを増やすために、多くの新しいイノベーションが今もなお構築されているが、NFTの価格が一般的にイーサリアム価格と負の相関関係にあるという事実も一因となっている」 。
しかし、モンキーJPEGではなくユーティリティに基づくNFTの市場が拡大し、チケット販売やロイヤリティプログラムなどに技術が応用されるなど、市場には成長の兆しも見られます。
ビットコイン(BTC)のOrdinalsも、マイナーが手数料を高く評価することで、人気が高まり続けている。Sora Venturesのジェイソン・ファン(Jason Fang)氏は、ビットコイン・ブロックチェーンのレイヤー2のようなものが開発されつつあり、そのハブとなったことが成功の要因だと述べている。
ファン氏は「ビットコインのOrdinalsは、ビットコインのユーティリティとして画期的であるだけでなく、コミュニティを結びつけるハブでもある」電子メールで語っている。「Stacks、BSV、Rootstock、そしてStarkwareのような、普段は互いに交流することのないコミュニティが、Ordinalsプロトコルに参加し、構築する方法を模索している」。
タイコ(Taiko)のエコシステム・ファイナンス・リードであるデビッド・ミルザデ(David Mirzadeh)氏は、このユーティリティがNFTのリバウンドを推進する原動力にもなっていると語る。
「NFTが単なる投機的なJPEGから、ゲーム、音楽、ソーシャルといった分野で実用性を持つ資産に移行すれば、NFTは失った地盤をある程度回復すると見ている」と彼は述べている。「それまでは、NFTの価格のパフォーマンスは投機的な誇大広告やマニアックな動向に大きく左右されるだろう」
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/210364/
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Source: 仮想通貨情報局