投資アプリを手がけるロビンフッド・マーケッツ(Robinhood Markets)が、ビットコイン(BTC)をいくつかのウォレットから移動させ、1つのウォレットで30億ドル(約4350億円、1ドル=145円換算)以上保有するようになったことが、ブロックチェーン分析企業アーカム・インテリジェンス(Arkham Intelligence)のウォレットデータから明らかになった。それぞれ64億ドル(約9280億円)と43億ドル(約6235億円)相当のトークンを単一のウォレットで保有している暗号資産取引所のバイナンス(Binance)とビットフィネックス(Bitfinex)に次ぐ第3位のビットコイン保有者ということになる。
このウォレットは、その所有者の身元が話題を呼び、これほど大量のビットコインの所有者が誰なのかという懸念を引き起こし、過去数カ月間、マーケットウォッチャーの間で悪名を轟かせていた。
8月28日の時点では、ロビンフッドはこの件について公にコメントしていない。
今回のBTCの移動は、今年初めにビットコインETFを申請した金融界の巨人ブラックロック(BlackRock)が保有するビットコインだというものから、暗号資産取引所ジェミナイ(Gemini)がユーザーの保有するビットコインをウォレットに移したというものまで、さまざまな憶測を呼んだ。
ロビンフッドは3カ月の間に、他のいくつかのウォレットから約11万8300BTCをこのウォレットに移したことがデータで示されている。これらのトークンは大手マーケットメーカーのジャンプ・トレーディング(Jump Trading)によって保管されているとアーカムの代表者が米CoinDeskにテレグラム(Telegram)のメッセージでコメントした。
これらはすべてビットコインのブロックチェーン上に保持されている。BitInfoChartsのデータによると、最初の送付は3月8日に行われ、その後、7月14日までに大量のビットコインが送付された。
一方、ロビンフッドのプラットフォームでの暗号資産取引量が少ないにもかかわらず、ビットコインへのエクスポージャーが非常に大きいことが明らかになった。
最新の決算発表によると、ロビンフッドの第2四半期の暗号資産取引収益はわずか3100万ドル(約44億9500万円)で、第1四半期の3800万ドル(約55億1000万円)から18%減少した。この数字は、前四半期比7%減となった全カテゴリーの取引収益1億9300万ドル(約279億8500万円)の16%となっている。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/199089/
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Source: 仮想通貨情報局