ソラナ財団はデータプラットフォームのトライカルボナーラと連携し、ソラナのブロックチェーン上で二酸化炭素排出量をリアルタイムで測定する追跡ダッシュボードを立ち上げたと発表した。ソラナ財団は、環境に配慮した取り組みの先駆けとして、トライカルボナーラと共同で新たなデータポータルを作成しソラナの排出量をリアルタイムで測定するとともに、ブロックチェーンエコシステムにおける二酸化炭素排出量の透明性向上を目指すとしている。
1/ Today, the Solana Foundation is leading the charge in the climate fight by making Solana one of the first blockchains to have its emissions measured in real time, thanks to a new data portal created with TryCarbonara.
Learn more: https://t.co/k4QsZmtjHn pic.twitter.com/gqPwpKtv3u
— Solana (@solana) April 21, 2023
このダッシュボードは、「ソラナクライメート」のサイトで見ることができる。トラッカーには、ノード数、メガワット時、カーボン排出量の平均および限界使用量など、さまざまな指標が表示されている。また、他の排出量を生成する活動との比較が可能なチャートも含まれている。
1ガロンのガソリンを燃焼させると、ソラナのブロックチェーンで14万4166.67回の取引が行われるのと同等の排出量が生じる。
ソラナ財団のリアルタイム排出量ダッシュボードに使用されるデータはオープンソースで、デル・パワーエッジR940の推定「カーボンフットプリント（温室効果ガスの排出量）」に基づいている。
今日世界各地で排出量の監視にブロックチェーン技術を活用する取り組みが増えている。欧州連合（EU）の執行機関である欧州委員会はブロックチェーンがあらゆる分野で排出量の正確な測定の基盤として機能することを評価している。欧州委員会はEUのデジタル戦略ブログにおいて「ブロックチェーンは、スマートコントラクトを通じて、カーボンフットプリントの削減を全体のバリューチェーンにわたってより正確に計算し、追跡し、報告するために活用できる」としている。
一方アメリカではバイデン大統領が仮想通貨のマイニングに使用される電力に対する消費課税率を30%に引き上げる予算案を提案している。
これらの動向を受け、ソラナ財団の排出量追跡ダッシュボードが今後のブロックチェーン業界における環境への取り組みの方向性を示す可能性がある。
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Source: 仮想通貨情報局