この先6カ月のビットコイン(BTC)価格に対する期待値が久々にプラスに転じ、ビットコインの直近の反発に対するもう1つの自信を示している。
デジタル資産データプロバイダーのアンバーデータ(Amberdata)によると、ビットコインの180日コール・プット・スキューは2021年初め以来となるプラスとなり、6カ月後に満期を迎える強気のコールオプションの価格が弱気のプットオプションよりも高くなったことを示した。
スキューはプットに対するコールの価格を測定するもので、オプション取引は、機関投資家と個人投資家の双方が暗号資産(仮想通貨)価格の将来の見通しに対する投機とヘッジのために使用するため、6カ月先の価格予想の1つの指標となる。
「これは、市場センチメントとフローの尺度」と暗号資産オプション取引所デリビット(Deribit)はコール・プット・スキューの説明で述べている。
短期と長期のコール・プット・スキューはどちらも2021年以来、初めてプラスに転じた。
ビットコインは、2022年4月以来となる200日移動平均線超えとなったため、先週、強気のコール需要が上昇した。先週、ビットコインは21.9%上昇となり、2021年2月以来最大の週上昇率となった。
「スポット価格1万7000ドルで、1万8000ドル/1万9000ドルのコールが主な取引だった」とアンバーデータのグレゴワール・マガディーニ(Gregoire Magadini)氏は15日に発行されたニュースレターで述べた。
「オプションの流れは、市場参加者がサポートとレジスタンスのレベルを考えるときのヒントとなる。この点では、1万9000ドル超えの時点で、2月満期で行使価格2万2000ドル/2万4000ドル(行使価格)のコールが購入されたことに注目してほしい」(マガディーニ氏)
強気センチメントは、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物のプレミアムが上昇したことからも明らか。ビットコインのスポット価格が昨年10月下旬以来となる2万1437ドルまで上昇したことで、1月28日に満期を迎える先物は、16日未明に上昇し、2万1535ドルの4カ月ぶりの高値となった。
こうした好転は、最近のマクロ経済環境の改善や株式市場におけるリスク指向の回復と一致している。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/171455/
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Source: 仮想通貨情報局