過去数年間のイーサ(ETH)の「取引所ネットフロー」は、イーサ価格を引き上げているとされるクジラ(大口投資家)の行動パターンを浮き彫りにしている。
「取引所ネットフロー」は、すべての中央集権的取引所のウォレットに出入りする仮想通貨量を測定する指標だ。この値は、取引所からの流入と取引所からの流出の差を取ることで算出される。
仮想通貨分析会社クリプトクオントのトレーダーが共有したデータによると、ETHクジラはETHの価格を上げるために取引所に送金し、より高い市場価格で売却していることがわかった。
イーサの取引所ネットフローは、ETHクジラの行動パターンを捉え、それが2020年以来持続していることを示している。価格上昇に続いて、クジラは保有するイーサを市場価格の上昇時に売却することが多く、以下のチャートで確認できるように、修正の前に行われている。
トレーダーの多くは保有シェアを売るために取引所に送るため、中央集権的な取引所へのプラスのネットフローや入金数の増加は、しばしば弱気シグナルとみなされるため、この行動パターンは驚きだ。
分析の中でトレーダーは、資産の短期的または長期的な安値の間にデポジットが定期的に増加したことを指摘した。ネットフローチャートを見ると、ETHの価格が低い水準で取引されている時に、取引所フローの急増がしばしば起こっていることが確認できる。
イーサクジラの取引所への大量の預け入れは、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)移行前にETHの価格が上昇したため、マージまでの間にも続いた。多くの市場関係者がそうでないと予測していたにもかかわらず、マージ後に価格が下落したため、イーサクジラの取引所への入金に関連する行動パターンを確認できた。しかし、このトレーダーは、E価格が上昇する前に、必ずしも取引所の流入が上昇するとは限らないと結論付けている。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/ether-exchange-netflow-highlights-behavioral-pattern-of-eth-whales
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Source: 仮想通貨情報局