機関投資家がステーブルコインの払い戻しを止めたため、暗号資産市場の流動性の指標であるステーブルコインの時価総額は下げ止まっている。それでも、ポジション再構築の需要はほとんどないようだと米投資銀行のモルガン・スタンレーは19日、レポートで述べた。
ステーブルコインの時価総額が月単位で見たときに下落しなかったのは先週が4月以来初めてだったという。ピーク時よりもまだ20%減少しているものの、これは「機関投資家の極端なデレバレッジ」がひとまず一服した兆候かもしれない。
各国の中央銀行が金融引き締めを続けるなか、暗号資産投資のための借入需要は少ないとモルガン・スタンレーは述べ、DeFi(分散型金融)プラットフォームでの融資は今年、70%減少していると指摘した。
「法定通貨のレバレッジが伸びるか、暗号資産のレバレッジが伸びること」なしに、今回の暗号資産サイクルが底打ちすることは難しいだろうと同行は指摘。暗号資産業界のレバレッジ需要は依然として低調だと述べた。
モルガン・スタンレーによると、テザー(USDT)の払い戻しは止まり、時価総額は先週上昇して、10日間で17億ドル増加。一方、USDコイン(USDC)の時価総額は、7月以降で26億ドル減少したという。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/158152/
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Source: 仮想通貨情報局