イーサリアム(ETH)は今後1年でビットコイン(BTC)の時価総額を超える可能性があると、調査会社FSInsightは8月12日、レポートで述べた。イーサリアムブロックチェーンがプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行することで、トークンの発行量とマイナーからの売り圧力が減少することを理由にあげている。
PoS移行「Merge(マージ)」が完了すれば、「供給のインフレ率は低下し」、マイナーからの売り圧力は「ゼロに固定される」という。CoinDeskのデータによると、ビットコインの時価総額は約4610億ドル、イーサリアムは2260億ドルで、その差は歴然だ。
PoS移行によって、イーサリアムのスケーラビリティが向上するという誤解が広まっている。今回のPoS移行の主な目的は、エネルギー消費を99.9%削減し、より多くのユーザーがブロック生成に貢献できるようにすることとFSInsightのショーン・ファレル(Sean Farell)氏はレポートに記している。プルーフ・オブ・ワーク(PoW)からPoSへの移行は、イーサリアムブロックチェーンが予定している5つのアップグレードのうち最初のもので、9月に実施される予定だ。
FSInsightは、マージ完了後にリスクを減らしたい投資家からの売り圧力があるだろうが、マージによる影響が落ち着けば「デフレ供給によるフローのアンバランスは、価格にとって非常に建設的なものになる可能性を秘めている」と述べた。
リドダオ(LDO)、ロケットプール(RPL)、オプティミズム(OP)、ポリゴン(MATIC)など、マージに関連する暗号資産にとっても魅力的な投資チャンスとレポートは付け加えた。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/157663/
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Source: 仮想通貨情報局