1月の仮想通貨動向
1月第2週の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格は一時3万ドル台まで下落するも反発。米CPI(消費者物価指数)指数が市場想定の範囲内だったことで買われる場面も見られたが、軟調な推移が続く。
時価総額2位のイーサリアム(ETH)も年初から4,000ドルを下回るなど上値の重さが目立つ。11日には一時3,000ドルを割る場面もあった。
また、NFT市場の取引量活発化を受け、取引手数料(Gas代)の高止まりも続いている。
時価総額TOP20の騰落率
時価総額上位銘柄の週間騰落率は以下の通り。(16日時点:ステーブルコイン除く)
- ニアプロトコル(NEAR)+48.52%
- カルダノ(ADA)+19.88%
- ドージコイン(DOGE)+17.28%
- テラ(LUNA)+16.76%
- バイナンスコイン(BNB)+13.59%
ニアプロトコル(NEAR)はレイヤー1(L1)ネットワーク。分散型アプリ開発の基盤を提供するスマートコントラクトプラットフォームで、先週も170億円相当の資金調達を完了した。
先週11日に初めてTOP20に浮上したばかり。12月上旬時点からNEAR価格は2倍以上高騰している。
ビットコインのオンチェーン・データ
ビットコイン(BTC)関連の注目のオンチェーンデータは以下の通り。
ハッシュレートATH更新
ビットコイン・ネットワークのハッシュレート(採掘速度)は13日、183エクサハッシュを記録。2021年5月に記録された181エクサハッシュを抜き、約8ヶ月ぶりに最高記録を更新した。
ハッシュレートと難易度(ディフィカルティ)については、21年5月に中国政府が発令した仮想通貨(マイニング)全面禁止令後、一時急落したが、同年7月末よりマイナーの海外移転と分散化が進むにつれ、大幅回復している。
オンチェーンアナリストのWill Clemente氏は「かつてない水準でビットコイン・ネットワークの安全性は保証されている」とコメントした。
参考資料:https://coinpost.jp/?p=310439
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Source: 仮想通貨情報局