先週、暗号資産ファンドは14億7000万ドル(約1670億円)の記録的な流入超となった。暗号資産市場の上昇とアメリカ初のビットコイン先物ETF(上場投資信託)の取引開始が後押ししたと、コインシェアーズ(CoinShares)が25日発表したレポートは記した。
先週、ビットコイン(BTC)が史上最高値の6万6974ドルまで上昇したことで、ファンドへの資金流入は増加。これまでの記録は、2月に記録した6億4000万ドルの流入超だった。
ビットコインファンドが先週の資金流入のほとんど、99%を占めた。前週は7000万ドルだった。
「米証券取引委員会(SEC)がビットコイン先物ETFを承認し、2つの先物ETFが取引開始となったことの直接的な結果」(コインシェアーズ)
10月15日、SECはアメリカ初のビットコイン先物ETF「ProShares Bitcoin Strategy ETF」を承認、この発表によりビットコイン価格は半年ぶりに6万ドルを超えた。
同ETFは19日、ニューヨーク証券取引所において、ティッカー「BITO」で取引を開始した。
イーサリアムファンドは流出超
イーサリアム(ETH)も先週10月21日、4361ドルで史上最高値を更新した。
価格は上昇したが、イーサリアムファンドは140万ドルの流出超で、3週連続の流出超となった。
「価格が史上最高値に近づくなかでの軽微な利益確定」とコインシェアーズは見ている。
他のアルトコインも流入超となり、ソラナ(SOL)は810万ドル、カルダノ(ADA)は530万ドル、Binanceコイン(BNB)は180万ドルの流入超となった。
Source: 仮想通貨情報局