米ツイッターは24日、「チップ機能(Tips)」を発表。ユーザーは決済サービスのリンクをプロフィールに掲載できるようになった。まずiOSユーザーに提供を開始し、数週間後にはAndroidユーザーも使えるようになるという。
アメリカ(ニューヨーク州とハワイ州を除く)とエルサルバドルでは、ビットコイン(BTC)アドレスとライトニングネットワークアドレスも表示可能となる。
チップ機能は、多くのフォロワーを持つツイッターユーザーに対して、コンテンツ収益化の選択肢を提供する同社の取り組みの一環。新機能がブラウザーでのツイッター利用にも適用されるかどうかは、今回の発表では触れられていない。
チップ機能は、外部の決済サービスに全面的に依存している。ツイッター社は「資金の流れには関与しない」ため、手数料は取らないという。世界のさまざまな地域のユーザーに対して、さまざまな決済サービスやチップサービス(投げ銭サービス)が提供される。
例外として、同社プロダクト部門のエスター・クロフォード(Esther Crawford)氏によると、ビットコイン決済(ライトニングを含む)は世界中すべてのツイッターユーザーが利用できるようになるという。
「グローバル、かつ障壁のない方法を選ぶという素晴らしい機会であり、ビットコインはベストな選択肢のひとつ。世界中のすべての人がビットコインで取引しているわけではないことは承知しています。ですが、ベターなソリューションのひとつと考えているま」(クロフォード氏)
さらに最近、プロフィール画像にユニークなデジタルアートを掲載するユーザーが増えていることから、NFT(ノンファンジブル・トークン)認証機能の追加を発表した。この機能はまだ開発中で、具体的なスケジュールは明らかにされていない。
ドーシー氏の継続的な取り組み
ツイッターCEOのジャック・ドーシー氏は6月、ツイッターがライトニング決済を何らかの形で統合することは「時間の問題」と記し、今回の取り組みを予感させていた。ライトニングネットワークは、より高速、かつ安価な手数料でのビットコイン取引を実現する「セカンドレイヤー(レイヤー2)」技術であり、少額のチップをビットコインで決済するためには極めて重要な技術と考えられている。ドーシー氏は早くからライトニングを支援し、2018年にはLightning Labsの250万ドルのシードラウンドに出資している。
またNFT認証機能の追加は、チップ機能と同様に重要な意味を持つ。この半年でプロフィール画像として、NFT画像を使う人が増え、セレブのなかには数百万ドルのクリプトパンクス(CryptoPunks)を使っている人もいる。NFTの所有権と由来を証明するシステムは、こうした動きを後押しし、最終的にはNFTエコシステムの強化することになるだろう。
ちなみに、チップ機能の展開については「決済サービスの提供状況や機能は地域によって異なります」としている。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/123467/
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Source: 仮想通貨情報局