ロンドンアップデート迫る
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のハードフォーク「ロンドン(London)」が迫っている。
ロンドンは、ブロック高1,296,5000到達時点において、メインネットでアクティベートされる。Etherscanのデータによれば、8月2日17時時点では、8月5日20時頃に実行される見通しだ。
ロンドンのアップデートでは、以下の改善提案が含まれる。
- 手数料モデルの変更(EIP-1559)
- 基本手数料のオペコードの追加(EIP-3198)
- ガスの払い戻しの一部削減(EIP-3529)
- 0xEFから始まるコントラクトの拒否(EIP-3541)
- ディフィカルティボムを2021年12月1日まで延期(EIP-3554)
特に注目を集めているのが、手数料モデルを変更するEIP-1559だ。基本手数料が新たに導入されるほか、手数料がバーン(焼却)される新システムが導入される見込みで、ガス代の削減や供給面への変化によるイーサリアムのデフレ資産化(≒に伴うETH価格上昇)などが見込まれる。
取引所の対応
国内仮想通貨取引所も、ERC-20規格の暗号資産に影響し得るイーサリアム(ETH)およびETH基盤「ERC20トークン」の預入・引出を停止するなど、ハードフォークへの対応を迫られている。
大手取引所は、「イーサリアム(ETH)のアップグレード完了後、十分な安定稼働を確認した上で、預入・引出を再開する」としている。
各社の対応は、以下の通り。
取引所名 | 対象通貨 | 一時停止日時 |
---|---|---|
コインチェック | ETH、BAT、ENJ、OMG、PLT | 2021年8月4日 10:00 (予定) |
bitFlyer | ETH、BAT | 2021年8月5日(木)午前11 時頃(予定) |
bitbank | ETH, BAT, OMG | 2021年8月5日(木)11:00(予定) |
GMOコイン | BAT、OMG、ENJ | 2021年8月4日(水)15:00(予定) |
DMM Bitcoin | ETH | 2021年8月5日(木)18:00~24:00(予定) |
本日2日には、仮想通貨・ブロックチェーンに特化したオンライン学習サービス「PoL」のグローバルローンチを記念して、イーサリアム財団Eth2リサーチャーAlex氏をゲストにAMA(Ask Me Anything)が開催される
参考資料:https://coinpost.jp/?p=265676
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Source: 仮想通貨情報局