ビジネスデータの管理・分析サービスを手がける米マイクロストラテジー(MicroStrategy)は、資金の一部を暗号資産のビットコインに投資する企業として、注目を集めてきた。そしてこの企業が発行する社債は魅力的だと話す投資家がいる。
マイクロストラテジーは昨年、6億5000万ドル(約670億円)相当の転換社債を発行しているが、この社債を購入することは、ビットコインのコールオプション(買う権利)をほぼ無料で取得するようなものだと、投資家の息子であるビル・ミラー(Bill Miller IV)氏は言う。
ビル・ミラー氏と同氏の父親は、ミラー・バリュー・パートナーズ(Miller Value Partners)でインカム・ストラテジー(Income Strategy)ファンドを共同運用している。
息子のミラー氏は21日、投資家向けレターの中で、ビットコインに対する考えを述べている。
ナスダックの10倍のパフォーマンス
「ビットコインはこの10年のうち8年以上の間、最もパフォーマンスの良い資産であり、その年率換算では第2位のナスダックの10倍以上だ。ビットコインをまったく所有しないことは、きわめて大きな間違いであり、これからもそうであり続けると我々は考えている」
ミラー氏は、マイクロストラテジーが抱える負債は今回の転換社債のみで、その金額はミラー氏が見積もる同社の価値の半分にあたると指摘した。
転換社債の発行で得た収入でビットコインを買い増したマイクロストラテジーは現在、20億ドル(約2070億円)相当のビットコインを保有している。
「マイクロストラテジーの社債発行は、我々の分析ではデメリットはほとんどなく、ビットコインへのほぼ無料のコールオプション(買う権利)だ」とミラー氏は投資家向けレターに記した。
またミラー氏は、マイクロストラテジーCEOでビットコイン・エバンジェリストであるマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏を高評価し、トレンドをいち早くキャッチして、大きく成長させる「類まれとも言える能力」を持つCEOだと述べた。
セイラー氏は「会社の株価が99.86%以上も下落した後に成功を収めた」と、ミラー氏はコメントした。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/96737/
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Source: 仮想通貨情報局