こんにちは、井手慶之です。
昨日も為替相場全体的なドル買い相場継続でしたね。
米長期金利が3%をキープしたこと、ダウが上値は重いながらもプラスで終えたことをなどが影響したのでしょう。
ただ、少し加熱気味であるという部分で、これから日本が連休を迎えること、さらに月末であることを勘案すると、それなりに警戒はしておかないといけないと思っています。
ただし!
だからと言って、今からドル円で売り検討?と考えるとそれはそれでリスクが高い状況ですね。
そういう意味では、昨日もご紹介したように短期的には続伸を考えながらも、何かをきっかけに大きく下落する展開となった場合には巻き戻しを考え始めるといった形がよさそうです。
方向感は上下逆なのですがちょうど今年の2月~3月のドル円のような雰囲気ですね。
この時期は続落の可能性を考えながら、そろそろ反発も考えるといった形で、今は続伸の可能性を考えながら、反落の可能性やきっかけに注意という状況ですね。
ここからドル円は110円回復が意識され始めると思いますが、昨日も続伸ながら思った以上に値幅という意味ではなく、おそらく意識はされているでしょう。
短期的な続伸は狙いたいのですが今のレート帯から仮に買いで追いかけた場合には、110円をつけて、その後調整であってもそれなりに下に押すと、せっかく買ったポジションが刈られてしまう可能性もあるので、リスクリワードには十分注意が必要になりそうです。
いずれにしても今はまず続伸のパターンや調整のパターンに注目しつつ、反落のきっかけに警戒といった形ですね。
それでは、ここまでのドル円チャートを見てみましょう!!!
ドル円日足チャート(クリックするとチャートが大きくなります)
ドル円日足チャートです。
この日足チャートですが一昨日付けたヒゲを上抜き、その上で昨日は終値を迎えています。
週足ではまだヒゲで返される可能性は残っているのですが、三角形も騙しの上ブレイクと考えてしまって良さそうですね。
そしてRSIを見てみると70を超えて推移していることから勢いがあり、買われ過ぎの水準ながらダイバージェンスをつけにいく押し目と続伸が発生してもおかしくない状況です。
そこでドル円の上値の意識されるポイントですが直近の下落全体で引いたフィボナッチ(青)の50%の109.66、110円、そして日足200日の移動平均辺りが注目されそうです。
この辺りは一回で上抜けるのは難しそうなので、その点には注意であり、現状で買いを考えた場合にはあくまで短期または中期といったところが妥当かなと思っています。
また、今のような相場環境では一度大きな下落があると下への巻き戻しがそれなりに発生することもあるので、その点にも注意であり、そう考えれば冒頭部分でもご紹介したように、基本は短期買い検討ながら、何か大きな下落の予兆となる動きがあった場合には要注意です。
まぁ、下落の場合には下落の初動と思しき動きを確認してからの方がよさそうですね。
ドル円240分足チャート(クリックするとチャートが大きくなります)
続いてはドル円240分足です。
昨日からの下落自体はさほど強いものではなく、現在上値を止められている状況なのですが、それでも大きな陰線がつくわけではなく、上に張り付いているように見えることから、このまま底堅い展開で調整を続けるようであれば続伸狙いの買い検討ができそうです。
すでに上値にダイバージェンスをつけている状況なのですがRSIの水色の丸で囲った安値を起点に底堅く押せばダイバージェンスをつける可能性があり、そうなると黒で引いたフィボナッチのポイントに向かって調整が進むようであれば押し目買い検討ですね。
できればちょっと深めに押してほしいところで108円台まで待ちたいというのが本音です。
ただ38.2%を見ると109.10となっていることから、現状のドル円を見るとここまでも押してくるかな?というほど強い印象があり、現在60分足チャートでも下ヒゲがついているので、今後もその状況が継続すれば少し早めに買い検討。
ただ、やはり目安は109円ラウンドナンバー近辺まで引き付けて、待つといったスタンスがよさそうですね。
ちなみに直近安値の108.53を大きな陰線で下抜き、さらに下に張り付く展開になると、一旦深く押す可能性も出てくるので108.53のポイントにもしっかり注目しておきたいですね。
今は為替相場全体的にドルが強い状況です。
よってドル買いを検討するにあたり、ドル円だけでなく、ユーロドルや豪ドル米ドル、ポンドドル、その他のドルストレートも検討可能です。
これらの中でよりパターンや流れがきれいなものを選ぶということも続けていきたいですね。
それでは、今日も頑張りましょう!!!
Source: ここ掘れワンワン!「井手慶之のFX為替予測研究所」【為替 予想】