価格上昇でBTC投資のリスクは減少
米著名投資家ビル・ミラー氏は8日、CNBCの金融番組で仮想通貨ビットコインに再び言及。ビットコインの価格が上昇するほど、ビットコインの保有は、より安全な投資判断になるとの考えを披露した。
ミラー氏は番組上で、以下のように発言している。
BTC価格が上がれば上がるほど、(ビットコインを保有する)リスクが下がる。まだ普及の初期段階にあるわけだ。
BTC総供給量は、一年間で2%以下の成長率で、これは価格から見ても、需要が供給量を上回っていることは明らかと言える。
この需要が伸び続ける限り、BTC価格が上昇する確率は高く、想像以上に上昇する可能性も考えられるだろう。
しかし、激しいボラティリティには気をつける必要がある。高いパフォーマンスを出しているから、ボラティリティも高まる。
また、ミラー氏は具体的な価格上昇率についても発言。今後12ヵ月から18ヵ月で、50%から100%の伸びを見せうるだろうと強気な予測を見せた。
需要の好調に関して、昨日大手投資企業グレイスケールで新しいCEOに就任したSonnenshein氏はビットコイン投資信託の運用状況について、「既存プレイヤーのヘッジファンドだけでなく、年金ファンドや大学のエンダウメントからの新規参入も見られ始めている」と明かしていた。年金ファンドなどの大規模機関投資家は、株式市場や債権市場でも重要視されている。
GBTCの現在の運用資産額は240億ドルを超えている。運用するビットコインの数は60.6万BTCに及び、採掘済みのビットコイン数の約3%を占める規模まで拡大してきている。
バフェット氏に反論
ミラー氏は今月6日にも、ヘッジファンド「Miller Value Partners」の2020年Q4マーケットレターにて、ビットコインについて記載している。
そのマーケットレター内で同氏は、ビットコインの時価総額は、大手金融機関の「JPモルガン」や世界三大投資家のウォーレン・バフェット氏のファンドである「バークシャー・ハサウェイ」を超えていると指摘。
また同文書中には、バフェット氏による18年5月の「ビットコインは殺鼠剤」との非難について、「ビットコインが殺鼠剤なら、鼠は現金だろう」と皮肉を発し、バフェット氏と対極の見方を披露していた。
ミラー氏は機関投資家の中でもいち早くビットコイン投資を開始、2017年からヘッジファンド「MVP1」の運用資金の半分をビットコインに投じていたとされている。
参考資料:https://coinpost.jp/?p=211947
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Source: 仮想通貨情報局