ここ数か月はビットコイン(BTC)がすべてだった。その結果、アルトコインは苦戦し、BTCのドミナンスは過去数日間で67.5%という高い数値となっている。
しかし、通常、アルトコインがそのように苦戦し、トレーダーが弱気になっているときには、逆転が発生するものだ。そのようなUターンの先行指標はイーサリアム(ETH)で、ETHは現在、BTCペアに対して食うか食われるかの位置にある。
上昇トレンドにおけるイーサリアム
上のチャートそれ自体が物語っているように、イーサリアムが300ドルを超えて以来、新しい上昇トレンドがあることを示している。これは複数年にわたるレンジからの脱却であり、強気相場が継続する可能性が高くなる。
それ以来、ETH価格は450ドルを突破し、直近の最高値である675ドルに向けて上昇を続けた。これが一時的にストップした場合、450~480ドルに向けて調整される可能性がある。しかし、そのような調整は市場にとって健全なものとなり、次の上昇に向けて燃料を提供するはずだ。
フィボナッチエクステンションを使えば、次のインパルス波はETH価格を900ドル、場合によっては1300ドルまで引き上げる可能性がある。
歴史的に12月はアルトコインによって良い月
2016年以降、ビットコインのドミナンスのチャートは12月に高値を記録し、その後の四半期はアルトコインに有利な展開となっている。
そういう観点では、ビットコインのドミナンスは、67~69%レベルが明確なレジスタンスゾーンとなるだろう。ビットコインのドミナンスのチャートは、取引可能な資産ではないため、これをレジスタンスと呼ぶのは難しいが、テクニカル分析においては役に立つ。
ここでドミナンスが逆転した場合、別のローアーハイが構築されることになるだろ。
仮想通貨市場が18年1月以来はじめての強気サイクルにあることを考えると、アルトコインの潜在的な上昇範囲は比較的大きくなる可能性がある。このような上昇では、ビットコインのドミナンスが48~50%程度まで低下する可能性もある。
ETH/BTCは反発する必要がある
ETH/BTCの週足チャートが全体像を示している。今年はじめに0.026satsを超えるブレイクアウトが価格を押し上げ、さらに0.04satsに向かって上昇した。ここは以前からレジスタンスとなっていたレベルだ。このレジスタンスを突破できず、その後ETH/BTCは大幅に下落した。
現在の関心は、この0.0245-0.026satsのレンジだ。このレンジを維持することができる限り、2021年の第1四半期にさらに上振れする可能性が残ることになる。
しかし、ビットコインのボラティリティが大きい場合、アルトコインはうまく機能しないだろう。したがって、イーサリアムやアルトコインのトレーダーは、強力なブレイクアウトを確実にするため、ビットコインが安定化するかどうかに注意を払う必要がある。
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Source: 仮想通貨情報局