イーサリアムクラシック(ETC)は、ハードフォーク「Thanos」の実行を計画している。これは、4GBのRAMを搭載したグラフィックカードでのマイニングをさらに数年間保証するためのアップグレードとなる。
アップグレードは、1170万ブロックで予定されている(28~29日のうちにマイニングされる見込みだ)。イーサリアムクラシックのマイニングアルゴリズム「Ethash」のパロメーターをロールバックする。
Ethashは、DAGと呼ばれるマイニングプロセス中に使用される事前計算されたデータセットを備えている。このデータセットは18ヶ月ごとに約1GBの割合で増加し、現在は4GBに近づいている。これは、Ethashのマイニングで使用される多くのグラフィックカードと一部のASICで問題を引き起こすことになる。つまりこれらのデバイスでイーサリアムクラシックをマイニングできなくなる恐れがある。
Thanosのハードフォークは、DAGのサイズを半分にすることを目的としており、4GBのデバイスがさらに3年間はマイニングを継続できるようにする。
ハードフォークの目的は、主にイーサリアム(ETH)から零れ落ちてくるハッシュレートを受容することだ。イーサリアムは2020年末までに4GBのマイナーを完全に排除すると予想されている。
イーサリアムクラシックに対する51%攻撃が何度も発生したため、ETCコミュニティはハッシュレートを高め、将来の攻撃に対する抵抗力を高めようとしている。
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Source: 仮想通貨情報局