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ECBのラガルド総裁、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関するパブリックコメント求める

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欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、1日にツイッターで、ユーロ圏での中央銀行デジタル通貨の可能性についてパブリックコメントを募集した。

「我々はまだレビューと検討の段階にある。しかし、消費者やヨーロッパの人々が実際に自分の考えを表現するため、中央銀行のお金であり、利用可能で信頼しているユーロ硬貨やユーロ紙幣を使うことと同様に、デジタルユーロを使うことが幸せかどうかを知るため、パブリックコンサルテーションを開始したところだ」

ラガルド総裁は、1日に「ECB総裁に就任してからすでに1年が経つが、欧州や世界にとって「困難な年」とあったとする連続ツイートを投稿。CBDCの可能性に関するコメントは、この流れの中で投稿された。

連続ツイートの中には新型コロナウイルスの影響と、ECBがどのように対応したか、ECBが気候変動に対処するためにどのような行動を起こしたか、仮想通貨が欧州の人々の現代的なライフスタイルにどう適応されるかが語られた。

ラガルド総裁は「ヨーロッパの人々が支出や貯蓄、投資の方法をデジタル化する傾向が強まっているため、必要に応じて、デジタル・ユーロを発行する準備をしておくべきだ」と強調した。

既報のように、ECBは2021年にCBDCの本格的な調査・研究を開始するというレポートを発表。ECBは2021年半ばまでに「提起された未解決の疑問に関して、意味のある回答が得られるために」デジタル・ユーロの実験を行うための調査段階に入る可能性があるという。

レポートでは以下のように述べられている。

「デジタル・ユーロの潜在的な利点と、リテール決済の状況が急速に変化していることから、ユーロシステムは将来的にデジタル・ユーロを発行できるようにする必要があることが示唆される。デジタル・ユーロは、急速に変化するデジタル世界において、市民に安全な貨幣へのアクセスを提供することで、ユーロシステムの目的を支えることができるだろう。これは、継続的なイノベーションに向けた欧州の推進力を支えることになる。また、欧州内外での迅速かつ効率的な支払いのために、外国の決済プロバイダーに代わるものを提供することで、欧州の戦略的自律性にも貢献する」

世界中ではECBだけでなく、CBDCの発行や検討が進められている。

10月23日にはロシアの政策立案者が2021年にもロシアのCBDCであるデジタルルーブルのパイロットプロジェクトが開始されると明らかにしている。 

参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/christine-lagarde-invites-public-comments-on-eurozone-cbdc 

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Source: 仮想通貨情報局

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