ノンファンジブルトークン（NFT）の取引高が急増、平均購入価格も7倍に上昇

ノンファンジブルトークン（NFT）やデジタルコレクティブは、ピアツーピア（P2P）のマーケットプレイスでの取引高急増し、過去2ヶ月間で積極的に取引されている。

仮想通貨（暗号資産）調査会社メサーリによると、NBAファイナスの瞬間を表すNFTから仮想通貨業界のキャラクターカードまで、イーサリアムブロックチェーンだけでもこれまでのNFT取引高は計1億2000万ドルを超えている。

メサーリの調査では、第3四半期にデジタルアート、デジタルコレクティブス（収集品）、ゲーム内アイテムを含むNFTの需要を追跡した。ピアツーピアのNFTマーケットプレイスであるオープンシーを使ったユーザーの累積数は2万5000を超え、プラットフォームの9月の総取引高は過去最高の200万ドルに達した。

市場で最も人気のあるアイテムには、Uniswapのヘイデン・アダムス氏やイーサリアム共同創業者のヴィタリック・ブテリン氏といった、仮想通貨業界での著名人をフィーチャーしたカードといったものも含まれている。

NFTの平均購入価格も第3四半期には大幅に上昇しており、平均161ドルに達した。これは2017年にクリプトキティーズの初期の時以来の最高値であり、過去平均の7倍にも上る。「NFTへの平均支出は、150日間連続で過去の平均である23ドルを上回った」と、メサーリは指摘している。

リサーチでは、デジタルアートのマーケットプレイスである「Rarible」が独自の流動性マイニングインセンティブを立ち上げたことで、取引高の急増をもたらし、第3四半期で10万ドル以上に増加したと指摘している。

ノンファンジブルトークン業界をリードするダッパーラボは、NBAと協力した「トップショット」で大きな成功を収めている。NBAトップショットのデジタルコレクティブスはわずか数分で完売している。「ファイナル」と呼ばれる最新のセットには、ロサンゼルスレイカーズの勝利で最高潮に達した2020年のNBAファイナルから9つの珍しい瞬間を含めたデジタルコレクティブとなっている。

トレーディングカードやデジタルクリップなど、デジタル的に検証されたレアなコレクティブのセットは、1パックあたり230ドルで販売された。cryptoslam.ioによれば、「ファイナル」のセットは約2分で16万3530ドル相当のNFTを販売し、トップバイヤーは5000ドル以上をNFTに費やしたという。

最新のブログ投稿によると、過去2週間で8600のNBAグッズがP2Pで取引されており、取引高は計33万ドルにのぼるという。

参考資料：https://jp.cointelegraph.com/news/peer-to-peer-nft-sales-surge-as-average-purchase-price-increases-7x　

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Source: 仮想通貨情報局