300万USDTがOMGネットワークに
テザー社が300万USDT(3.1億円相当)をイーサリアムから、OMGネットワークに移動させたことがわかった。
テザー(USDT)が先日、USDTがOMGネットワーク上で正式に稼働したことを発表して以来初めての資金移動になったようだ。OMGネットワークは、イーサリアムのブロックチェーンにおけるスケーラビリティを向上させるためのセカンドレイヤーのソリューションで、テザー社はトランザクションの承認時間および手数料を大幅に削減するために、OMGネットワークを採用したという。
テザー社のCTOも務めるPaolo ArdoinoはCoinPostの提携メディアTheBlockに対し、ライトニングネットワークや、OMG、zkRollupsなどのセカンドレイヤー(layer-2)ソリューションがスケーラビリティの改善策として採用率が高まっている、とコメントした。
これらのセカンドレイヤーネットワークは低い手数料で多くのトランザクションをサポートできる。また、メインネットのセキュリティ機能も同時に保たれる。
セカンドレイヤー採用率の向上は技術と将来的観点として見えてくると考えている。
ーArdoino
ビットコインの送金額を上回ったUSDT
USDTは「大きなマイルストーン」を迎えた。直近の平均送金額がビットコインの送金額を上回ったことが確認された。
テザーの7日間平均の調整済み送金額は35億5000万ドル(およそ3800億円)となり、ビットコインの29億4000万ドルを上回っていた。背景として、DeFi(分散型記入)の人気の高まりと共に利便性の高いステーブルコインの利用が増加している。
このマイルストーンを受け、Paolo Ardonioは、ツイッター上で、「2020年はテザーに年となる」とし、時価総額が200億ドルを突破するとの予測を行なった。
USDTは先日、初めて120億ドル(約1.28兆円)の時価総額を突破した。
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Source: 仮想通貨情報局