仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は過去2回の半減期で桁違いに価格が上昇している。
ビットコインの価格予想モデルであるストック・フローモデル(S2F)の提唱者であるPlanB氏は9月2日のツイートで、価格の上昇時には「忍耐」が必要だ、と指摘した。
ビットコイン価格は軌道に乗っている
2日に11000ドルのサポートで反発したビットコインは、5月の半減期後からPlanB氏の予想通りのチャートを推移している。
現在レジスタンスとして機能している12000ドルを突破し、この価格をサポートに転換しようとする動きがみられる中で、PlanB氏が過去の半減期後の価格推移を示した月足チャートを見ると、現在の価格動向は順調なようだ。
「リマインダー:まだ初期段階だ。2020年のビットコイン半減期からわずか4ヶ月しか経っていない。上手に2012年と2016年の間を動いている」として、次のようにコメントした。
「忍耐は美徳だ」
PlanB氏が提示したチャートを見ると、2020年のビットコイン価格は2012年と2016年の価格上昇率の間を推移しており、急騰する可能性を十分に残した範囲にとどまっている。S2Fでは、次の半減期を迎える2024年までに288,000ドルに到達すると予想している。
(出典:PlanB「ビットコイン半減期後の価格推移比較」)
年末には41000ドル
一方で年末に向けたビットコインの価格には、別の強気の声が聞かれる。
データ分析企業エコイノメトリックスは、5月の半減期を出発点として、今年末までに41000ドルに到達すると予想している。
同社はツイッターで「確かなようだ」と加え、2021年4月18日までに10万ドルに達すると指摘した。
(出典:エコイノメトリックス「2020年半減期後の価格予想」)
この数値はビットコインの前回までの半減期後の平均成長率を用いて集計したものだという。
一方でネットワークのセンチメントの短期的な変化は長期的な見通しには影響を与えていないようだ。今週はマイニングプールからの流出が急増したことが、データ分析企業のクリプトクオントのデータからわかっている。
これは、中国のマイニングプールのプーリン(Poolin)で490BTCの流出があり、この動きが大半を占めている。
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Source: 仮想通貨情報局