コインメトリックス(Coin Metrics)のリサーチャーは、2017年にビットコイン(BTC)が2万ドルのピークをつけて以来、ドルコスト平均法で投資した投資家が利益を生んでいることを発見した。
コインメトリックスによると、過去3年間にBTCを継続的に購入した投資家は、61.8%の収益率を達成している。
ビットコイン価格は2万ドル更新後に大幅に下落したが、この下降トレンドを利用した投資家は現在、利益を得ていることになる。
コインメトリックスは次のように述べている。
「ビットコインは依然として最高値を30%下回って取引されているが、2017年12月のピークからドルコスト平均法を使っていれば、61.8%のリターン、年間では20.1%のリターンをもたらしている。同様に、イーサリアム(ピークから71%下落)の場合、2018年1月からのドルコスト平均法では87.6%のリターン、年間では27.9%のリターンとなる」
出典: Coin Metrics ドルコスト平均法によるリターンのグラフ
ビットコインの回復力
ビットコインの黎明期には、有名な投資家や金融機関は、その存続可能性を疑っていた。一部の企業は仮想通貨に対して慎重に楽観的な姿勢だったが、大部分は新興の資産クラスから距離を保っていた。
時間の経過とともに、ビットコインの価格が3150ドルまで極端な調整を経験してから回復する力を見せたことで、企業側の見方も変化するようになってきた。過去にCEOがビットコインを公式に批判していたJPモルガンは今年6月、ビットコインがパワーを維持していると認めるようになった。
JPモルガンのストラテジストのジョシュア・ヤンガー氏などは、今年3月のビットコイン暴落から回復したことはビットコインのパワーを示したことになったと強調している。
伝説的なトレーダーであるポール・チューダー・ジョーンズ氏が言ったように、「1日1日が経過するに従ってビットコインへの信用が上がっている」。
ビットコインの寿命、持続力、回復力により、デジタル資産は大幅な調整からかなり迅速に回復することができた。このピークからボトムへのサイクルの中では、ドルコスト平均法はビットコインから利益を得るための有効な方法となっている。
決済アプリのスクエアでも
実際、米国の大手決済アプリであるスクエアは今年5月、ビットコイン(BTC)を自動で購入する機能を搭載した。スクエアCEO(ツイッターのCEOを兼務)であるジャック・ドーシー氏は18日のツイッターで、「キャッシュアップでビットコインを定期的に自動購入できるようになった。毎日、毎週、もしくは2週間ごとに」と述べ、自動的にビットコインを購入する機能を紹介した。
スクエアには「Auto Invest」と呼ばれる機能があり、これは株式の購入ですでに展開している。
「長期的に考えるのであれば、完璧なタイミングは必要ない」と、ウェブサイトでは新機能について説明している。
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Source: 仮想通貨情報局