中国人民銀行(PBoC)は、アリババとテンセントに次ぐスーパーアプリと呼ばれる美団点評とデジタル人民元の試験運用についての協議を進めている。ブルームバーグが複数の関係者の話として報じた。協議内容の詳細は不明だという。
香港に上場している美団点評のアクティブユーザーは約4億人、世界最大級のフードデリバリープラットフォームを運営し、2019年の売上高は前年比約50%増の975億元(約140億ドル、約1兆5000億円)。
美団点評が2018年に上場する直前に、中国テックジャイアントのテンセントが同社の株式20%を取得。テンセントはメッセージング・決済アプリ「ウィーチャット(WeChat)」を運営し、デジタル人民元の運用では主要発行者の一つになると言われている。
美団点評の他にもテンセントが出資する2社が、中国人民銀行と交渉を行っているという。ブルームバーグの報道によると、1社は2018年後半にテンセントから3億ドルの出資を受けた動画配信プラットフォーム「ビリビリ(Bilibili)」の可能性が高いという。
デジタル人民元の開発を巡っては、中国大手配車サービスの滴滴出行(Didi Chuxing)が今月、デジタル人民元の試験運用を行うことを明らかにした。テンセントは2013年、DiDiに1500万ドルを出資している。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/71834/
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Source: 仮想通貨情報局