★注目★[4687]TDCソフト[2335]キューブ[3992]ニーズウェル[3919]パイプド

さて、ここ最近チェックしている銘柄をザックリご紹介致します。

まず最初にご紹介するのがTDCソフト<4687>です。金融系に強みを持つ独立系システムインテグレータの同社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)やローカル5G関連として注目されております。5月20日の決算発表は、経常利益を増益着地させて4期連続での過去最高益を更新しました。銀行・保険・クレジットなど、金融アプリケーション開発分野の売上構成比が半分以上を占める同社ですが、今後はアジャイル開発やAIデータサイエンスへも注力していく模様です。目先は一目均衡表（週足）の雲を上抜けられるかと監視していいます。

2つ目の銘柄はキューブシステム<2335>です。ソフト開発やデータベース構築を主力とするシステムインテグレータの同社も、21年3月期は過去最高益を更新する見通しで業績好調のようです。キャッシュレス化の潮流に乗り、クレジット会社向けのシステム構築案件が業績寄与しております。独自のDX技術者育成プログラムを推進している他、AIやブロックチェーン分野でも成長が期待できそうですねぇ。チャート(日足)は上昇基調から、6月下旬よりDX関連としての思惑から急動意。年初来高値を記録した後も上値を追う展開となるか期待です。

3つ目の銘柄はニーズウェル<3992>です。金融機関向けを中心に業務系システム開発案件が伸長しており、デジタルトランスフォーメーション(DX)をアシストする自社ブランド「Work AI」を展開しております。RPA等の働き方改革や人手不足を解消する「業務効率化ソリューション」の注目度も高く、さらにテレワーク導入による「情報セキュリティソリューション」は5G化を機に需要が拡大する可能性があるでしょうな。チャート(日足)は1月22日につけた年初来高値(864円)付近に迫る場面もあり、新型コロナの不安が続く中でDX関連としてそこを超えてくるかと監視中です。

4つ目の銘柄はテクノスジャパン<3666>です。独SAP製を中心にERPソフト導入支援ビジネスを手掛ける同社は、5月15日の決算で経常利益が減益となりますが、21年3月期はV字回復の増益予想が好感されました。今後はERPと顧客管理システム(CRM)を連携させて、ビッグデータ等も活用したサプライチェーンを効率化させるプラットフォームに注力していく方針との事です。チャート(日足)は25日線を下値サポートに切り上げており、こちらもDX関連として買いが集まっている模様。大手製造業を主要顧客とする同社は、設備投資需要を受けて更に成長路線へ乗るか注視ですな。

5つ目の銘柄はSMN<6185>です。主力のアドテクノロジー事業では、広告配信効果を最適化する「Logicad」の提供しており、その他にVALIS-Engine(AIエンジン)の関連商材が需要拡大しているようです。ソニーグループとして、ソニーの研究所で培われた高速処理技術などをベースにアプリ広告のほか、将来的には海外進出も視野に入れているとの事。チャート(週足)は18年8月より下落基調が続いておりましたが、今年3月に底を打つと13週線・26週線ともに上抜きゴールデンクロスが成立しました。5G化の潮流も同社に追い風となるかと見ています。

最後の銘柄はパイプドHD<3919>です。主力のクラウド型データ管理プラットフォーム「スパイラル」のアカウント数が堅調に増加し、6月30日の決算発表では経常利益が増益着地となりました。同社は遠隔地でも参加できるバーチャル株主総会関連や、子会社のVOTE FORがインターネット投票の実現を目指している事から、東京都知事選挙直後ではございますが、今後の選挙関連としても思惑となりそうです。チャート(日足)は決算後に窓を開けて急動意しますが、翌日には調整しました。目先は75日線を下値に切り返すかと監視中です。

また、本日から監視する銘柄は以下の通りです。

＜本日監視入りした銘柄＞