動画投稿アプリ「ティックトック(Tiktok)」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス:ByteDance)は、銀行業務への参入を検討しているようだ。フィナンシャルタイムズが15日に報じた。
報道によると、シンガポールでデジタル・バンキングのライセンスを入札しているという。
バイトダンスはアリババのアントフィナンシャルや中国スマホ大手のシャオミ(小米)などのテック企業とともに、シンガポール通貨金融庁が今年後半に発行する5つのデジタルバンキングのライセンスのうちの1つを取得する可能性が高いと報じられている。
情報筋によると、バイトダンスはこの中でホールセール向けの銀行ライセンスを申請した。
アライアンスを模索
バイトダンスはオーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)銀行のオーナーであり、シンガポールで影響力をもつリー家との提携を検討しているという。
中国では騰訊(テンセント)のWechatと、アリババのアリペイが独占しており、バイトダンスは中国本土でデジタルバンキング業務を提供できていない。
これまでには香港でデジタルバンキングのライセンス申請を検討しているなど、フィンテック部門への参入を目指しているが、順調にはいっていないようだ。バイトダンスはシンガポールでリー家との提携を結べば、運営面やライセンス取得にも好影響があると考えている。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/chinese-tech-group-behind-tiktok-looks-to-enter-finance
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Source: 仮想通貨情報局