仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は、新型コロナウイルス後に若者が買うべき資産ではない。資産マネジメント企業クリエイティブ・プラニングの社長で最高投資責任者(CIO)であるピーター・マローク氏がビットコインや金(ゴールド)より株や債券を買ったほうが良いと5月21日のCNBCで発言した。
マローク氏は、世界的にマーケットが弱気になる時、特に若者は仮想通貨や金、大麻関連株など投機的な資産に手を出しがちだと指摘。しかし、「投機の世界に足を踏み入れる必要はない」と述べ、ビットコインと金はまだこれから「大相場」になる可能性があると警告した。
「収入を産まずに投資家としてのあなたにそれを届けないものは何でも『投機』と我々は定義する」
その上で同氏は、弱気相場は「消えて無くなることはないだろうと我々が知っている会社が半額で売られている」とし、ベストな資産である株こそお買い得だと述べた。
一方でマローク氏は、債券の購入も推奨。「企業や政府にお金を貸したら、その企業や政府はあなたに返すことを約束することになる」と解説した。
ただ、ビットコインはこうした「盲目の信頼」を必要としない点が差別化の点でもある。法定通貨や債券と異なり、一部の人間による行動が価値を破壊するという心配をしなくてすむだろう。
(出典:Skew「2020年の資産別パフォーマンス」)
レバノン人はBTCを支持?
一方、今週、「素人」の投資家は法定通貨ではなくてビットコインへの支持を表明した。ツイッター上でレバノンの住民を対象に行われている調査によると、回答者6661人の57.5%が給料をビットコインで受け取ることを好むと答えた。
レバノンの法定通貨レバノン・ポンドは下落を続けている。今月最初にドルペグが1997年以来で初めて解消され、混乱に拍車をかけている。
プロの投資家であるマローク氏は、2018年12月にビットコインが3100ドル付近まで下落した際、「ビットコインは死んだ」と発言。「静かには消滅しないが、避けることのできない死のスパイラルが始まっているかもしれない」と述べていた。
現在、9100ドル付近で推移している。
(出典:Coin360 日本時間5月22日20時30分時点)
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Source: 仮想通貨情報局