イーロン・マスクは、仮想通貨ビットコインを売却するのか？

投稿日：2020年5月7日

電気自動車テスラ創業者のイーロン・マスク氏が全ての所有物を売却すると宣言した。ビットコインに対して複雑な意見を持つ同氏だが、保有する0.25BTCも売りに出すのだろうか？

マスク氏は5月1日、「ほぼ全ての物理的な所有物を売る」と発言。「家も持たない」として、次のように続けた。

「売却について1つ契約条項がある：私はジーン・ワイルダーの古い家を持っているが、それは解体できないし、魂をなくすこともできない」

新型コロナウイルスが蔓延する中でのマスク氏の発言に対して、「物理的な所有物」には何が含まれるのか注目を集めている。マスク氏は、新型コロナウイルスに対する政府の対応に批判的で「自由を戻せ」と言う要求もしている。

金（ゴールド）の著名投資家であるピーター・シフ氏は、「金も含まれるのか？」と質問。「将来、家を買うために金は必要になるかもしれない」とし「現在のFRBの政策をみると、現金（債券を含む）は最もリスクの高い資産だ」と忠告した。

マスク氏は0.25BTCを保有している。ビットコインは物理的な所有物に含まれるのか、コインテレグラフはマスク氏に問い合わせたが、執筆時点では返答がない。

ちなみにマスク氏が保有する資産価値は3900億ドル（約41兆7000億円）と見られており、全てをビットコイン購入にあてた場合は、執筆時点で理論上はビットコイン供給量の24％を買えることになる。

以前マスク氏は、ビットコイン創設者のサトシ・ナカモトを賢いと評価しつつも、ビットコインが世界の準備通貨になると言う考えには否定的な立場を示していた。　

Source: 仮想通貨情報局