イーサリアムのPoS移行に続く可能性
仮想通貨関連サービスを提供するビットコイン・スイスの創業者で、著名投資家でもあるNiklas Nikolajsenは、ビットコインがアルゴリズムをPoWからPoSへと変更するだろうとの予測を示した。
ビットコインに次ぐ第2位の時価総額を誇るイーサリアムは、現在イーサリアム2.0への移行を進めており、2.0では現状のコンセンサスアルゴリズムであるPoW(プルーフオブワーク)からPoS(プルーフオブステーク)への変更が計画されている。
PoWはマイニングの仕組み上、パソコンの計算能力によって誰が報酬をもらえるかが決まるため、競争が激化すれば、より高性能かつ大規模な機器同士の戦いとなり、それに伴い電気の使用量も増大する。
対してPoSは、通貨の保有量や保有年数により報酬が決定される仕組みで、電気の消費抑制が利点のひとつとして期待されるコンセンサスアルゴリズムだ。
昨年10月に収録されたインタビューにて、Niklasはビットコインの「PoS」移行を予測。計画があるのか?という問いに対して以下のように述べた。
現時点で計画されていないと思うが、時価総額2位のイーサリアムは「PoS」への移行が迫っている。これが成功を納めた場合、ビットコインも追従するのではないか。
ビットコインはゴールド2.0
Niklasは、デジタル資産のビットコインはいわば「ゴールド2.0」であり、ウォレットに入れて持ち運べるなど、実物の金よりも多くの点で優れているが、ゴールドの良さは”数千年の歴史”であると述べた。その点において、ゴールドは、数十年のスパンでみると最も安全な資産の一つであるとしている。
インタビュアーが、ゴールドはビットコイン(BTC)の採掘と比べて膨大な電力を消費しないと指摘したところ、Niklasはその見方は不公平であると反論した。
ゴールドは、移送する時にも電気を必要としないが、ガソリンなどを必要とするだろう。
現在の銀行のシステムや、夜中も煌々と輝き続けるメトロポリスやフェイスブックのデータセンターはどうなのかと問いかけ、彼らもビットコインより多い電力を消費していると主張した。
参考資料:https://coinpost.jp/?p=144947
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Source: 仮想通貨情報局