★注目★[6838]多摩川[6327]北川精機[1789]ETS[9424]日本通信他

さて、ここ最近チェックしている銘柄をご紹介していきます。

まずはじめにご紹介致しますのは、多摩川HD<6838>です。5G関連としてミリ波帯域製品等の技術力が市場から注目されております。昨年11月14日に発表された決算(2Q)で黒字転換の発表。さらに12月17日の決算説明会では、会社側の5Ｇ時代に向けた注力の構えが鮮明であった事もあり株価は急上昇…5Ｇ関連株の中でも力強い上昇を見せました。今年1月14日に高値4480円をつけてから調整に入り、新型コロナウィルスの世界的拡大やサウジの原油増産による逆オイルショックなどで急ピッチの調整となりましたが、ここ最近は52週線が下値サポートとなっている様子です。2月14日の決算発表では業績は好調を維持している事もあり、3月末に控えた国内キャリアの5G本格始動を見据えて、同社にも思惑買いが集まるか注視したいところです。

2つ目の銘柄は北川精機<6327>です。CCL(銅張積層板)成形用真空大型プレスの世界トップシェアである同社は、5G通信インフラにおける、高周波回路基板が需要伸長するかと思惑視されています。2月7日の決算発表では、連結子会社への株式譲渡により減益着地となりましたが、本業の大型プレスの営業利益は増益で、財務基盤は安定していると見受けられます。チャートは、今年の1月から暴落相場も相まって下落基調ではありますが、先の5G本格始動を考えると、底値を見極めてから拾ってみたい銘柄です。プリント基板に不可欠な真空プレス装置が、今後の5G普及化の潮流で業績寄与するかは注目です。

3つ目の銘柄は、送電線工事を主力とするETSホールディングス<1789>です。5Gの基地局工事の受注獲得へ積極的に働きかけており、5G関連の有力株として1月22日の高値1217円にかけてひと相場築きました。2月6日の決算発表では、前年同期の赤字から、経常利益と営業利益共に損益0にまで回復しています。前述した全体相場にて急ピッチで調整を強いられておりますが、同社の5Ｇ環境におけるポテンシャルは相応に高いと見ている事もあり、安値い頃合いには拾ってみたいと考えております。政府の5G基地局整備に対する支援の恩恵を受けて、2Qの業績が好転となるかも見極めたいですねぇ。

4つ目の銘柄は日本通信<9424>です。同社はMVNO事業者のパイオニア的存在ですな。気になっていたNTTドコモ<9437>との総務相裁定に関しては2月4日に、ドコモ側に向けて値下げを求める形で、MVNOによる利用者向け5Gサービスの提供が円滑に行われるよう要請される事となり、同社の株価は急動意しました。その後は期待材料の出尽くしと、暴落相場も相まって一目均衡表（月足）の雲下限まで売り込まれましたが、ここらで仕込んでみるのもありか…と考えております。FinTechプラットフォームである「FPoS」の商用化も、5G関連として本命材料ですからねぇ。

5つ目の銘柄は半導体微細化などEUV(極端紫外線)関連として注目されている、ホロン<7748>です。フォトマスク用CD-SEM「Zシリーズ」など、電子ビーム測定装置を主力とする同社は、2月6日の決算発表を、大幅増益で着地しております。経常利益が前年同期より150%以上の利益拡大となり、3Q時点での進捗率は、すでに120%を超える結果となりました。チャート(日足)では、地合い悪化の影響で200日線付近まで調整しましたが、業績拡大に期待する押し目買いは入っている様子です。3月5日には新たな工場用地の取得を発表しており、世界的な5G・AI化の潮流に抜けた更なる生産拡大が期待したいところです。

最後の銘柄は、CATV事業者向けネットワーク構築を主力とするシンクレイヤ<1724>です。2月13日の決算発表では、経常利益を前年同期の2倍以上も拡大させ着地しました。新型コロナウイルスの影響により、同社の中国工場が春節後も稼働停止となった事が不安視されていましたが、徐々に通常の生産体制に戻りつつあるとの事です。ケーブルテレビの4K・8K放送のインフラ整備や、ローカル5G、光ファイバーなどの投資需要増の思惑から同社への思惑は尽きませんが、地合い悪化によって今週のチャート（日足）では、PBRは一時1倍割れとなっている事もあり、その付近では買いが入るかと監視しておりましたよ。

また、本日から監視する銘柄は以下の通りです。

もう少ししたら相場も落ち着きを取り戻す、もしくは底値が堅くなる可能性を見ております。

改めてここから見てみたい株です。

＜本日監視入りした銘柄＞