★注目★[6368]オルガノ[9788]ナック[9263]ビジョナリー[6838]多摩川HD

さて、ザラバをチェックしております。

まず初めに紹介致しますのは電子部品や半導体などの水処理エンジニアリングや純水製造装置を手掛けるオルガノ<6368>です。同社はウイルス除去・除菌作用のある次亜塩素酸ソーダの発生装置を取り扱っている事から、拡大が続く新型コロナウィルス関連としての思惑もある銘柄です。2月6日の決算は、業績好調で経常利益を上方修正しており、前年同期のおよそ2.5倍に拡大しました。直近までは軟調な地合いに際して調整した様子ですが、新型肺炎のテーマ性が着目されれば強い反発も見せるかと注視しています。

2つ目の銘柄も新型コロナウィルス関連からナック<9788>です。ダスキン<4665>代理店の大手であり、住宅販売も展開する同社ですが、自社製次亜塩素酸水溶液「ZiACO(ジアコ)」や空間除菌が出来る噴霧器「EVARY（エバリー）」のレンタルなどで思惑がある銘柄と言えるでしょう。2月3日には昨年来高値となる1310円を記録してから、軟調な地合いによって今週は900円台まで調整を強いられておりますが、今週は節目となる価格帯にも迫っていますので反発も期待したいと注視しております。

3つ目の銘柄は傘下にメガネスーパーを持ち眼鏡小売業を展開するビジョナリーHD<9263>です。1月30日に安定的な資金調達を確保する目的でコミットメントライン契約の期限延長を発表すると、株価は反発しました。2月18日にはメガネスーパーによる会社分割の手続き完了により、エムスリー <2413>との合弁事業の開始に加えて、同社の株式を32%保有する事を発表しており、今後の両社の進展に注目したいと考えております。業績は現状としては芳しくなりませんが、トレンドも上昇に転じてきているので、3月の決算前後での値動きを注視したいところです。

4つ目の銘柄は5G関連で注目されております多摩川HD<6838>です。大容量データの無線伝送に必要なミリ波帯域製品等の需要が増加しており、2月14日の決算は経常利益を黒字浮上させて着地しました。産学連携による東北大学との共同研究も進んでおり、仙台事務所を開設した事で、次世代社会構想へ向けたイノベーションの創出など、新技術の開発に期待がかかります。チャート(日足)では、今年1月の高値4480円をつけてから調整中ですが、これまで下値サポートとなってきた26週線では反発するか見ておきたいところですな。

5つ目の銘柄はフーバーブレイン<3927>です。情報セキュリティの開発や販売を展開する同社は、2月に入り下値を切り上げながら、鮮やかに上昇トレンドを描いております。2月12日の決算発表では、依然として赤字が続きますが、チャートに目立った影響は無い模様です。同月13日には、同社の主力製品となる情報漏洩対策ソフト「PasoLog（パソログ）」が官公庁で採用されたと発表しており、政府に品質が認められた事で、今後の製品の信用にも繋がると思われます。営業や技術開発の採用増員により業績は軟調ですが、これから成長が進めば将来的には期待できますな。

最後の銘柄はSaaS関連のテーマ性を持ち、働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」を手掛けるチームスピリット<4397>です。1月14日の決算発表では、堅調に増益着地しており、サブスクリプション型の契約ライセンス数も順調に伸長しました。ERP関連や新型肺炎の流行により注目が高まっているテレワーク関連としても、同社のビジネスチャンス拡大が期待されており、2月18日にはSBI証券は同社を「買い」とし、目標株価2700円に設定しました。チャート(週足)は26週線を前に反発の動きもありましたので、今年は中長期で監視を続けていきたいと思っています。

また、本日から監視する銘柄は以下の通りです。

＜本日監視入りした銘柄＞