★注目★[6058]ベクトル[3186]ネクステージ[6944]アイレックス[1417]ミライト

さて、ここ最近チェックしている銘柄群をピックアップしてみます。

まずご紹介致しますのはベクトル<6058>です。マーケティング戦略を手掛け、アジアなど海外にも進出する同社は、2019年4月より開始したタクシー車内に設置するタブレットの広告出稿等が好調です。1月10日の決算発表では業績は堅調に推移しており、1月21日には東海東京調査センターが投資判断を「アウトパフォーム」継続で、目標株価を1500円に設定しています。昨年10月よりチャート(日足)は上昇トレンドへ転換し、決算後の急騰で窓を開けて上昇後、25日線が下値サポートに入っている様子です。子会社である「あしたのチーム」の働き方改革関連にも注目ですな。

2つ目の銘柄はアテクト<4241>です。半導体関連のスペーサーテープを主力としながらも、自動車関連の新型ノズルベーン開発や、衛生検査器材事業の売上伸長にも注目しております。この度の新型コロナウィルスの拡大が連日報道されておりますが、中国から撤退する食品系企業の増加を背景に、同社がその衛生検査器材を取り扱っているとの事が思惑となり、隠れた関連銘柄として物色で買いが入ったようです。1月28日には大きく上値を伸ばしましたが、翌日からは調整しております。2月7日の決算発表後も26週線上で上昇トレンドが続くか…その内容を見極めたいと見ています。

3つ目はネクステージ<3186>です。中古車販売大手の同社は増税の影響をものともせずに1月7日の決算では「今期経常27％増（6期連続最高益）、前期配当を2円増額」としました。ただし、チャートは1月7日高値1323円からしばらく調整に入り、新型コロナウィルスの影響で軟調となった相場も相まって安値1007円（2月3日）まで売られました。今週はその後地合いの反発に合わせて反発している様子から、ピックアップしてみました。2030年までに売上高1兆円を目指す同社は、小売店が潰れ、大手が台頭していく中古自動車販売の市場の中において、その秘めた競争性は高いものとして監視を強めています。

4つ目は、5G関連銘柄からアイレックス<6944>です。同社は通信系コア技術を手掛けるシステム開発会社です。NEC系企業からの引き合いが多く、次世代通信系のトレンドが回ってくれば物色され易い特徴があります。業績はクラウド関連の開発拡大を進め、今期の業績は黒字を維持しております。昨年11月度から75日線を上抜くと、チャート(日足)は1月20日の高値2985円をつけてから。直近では26週線付近まで調整しました。目先は2月13日の決算を確認してみたいところですが、5G本格始動までの同社株の値動きには注視したいですな。

5つ目は、同じく5G関連として注目のミライトHD<1417>です。情報通信関連の施工を中心にNTT向けの設備運営や、4Gの新周波数関連の工事などです。また、東京五輪を目安に進められてきた5G関連の工事等、情報技術の進歩とともに、今後も情報通信インフラにおける同社の存在感は高まっていくと思われますな。直近2月4日の決算は前年同期比4.5％の減益となり、その後売られましたが、下値で拾って中長期目線で見ていくのもどうかと監視を強めております。

最後の銘柄はビーアールホールディングス<1726>です。国土強靭化関連として注目される同社は、PC橋梁工事に強みを持っており、売上高の9割近くを橋梁工事が占めております。1月23日には、日鉄エンジニアリングと工事期間短縮等を目的とした床版更新工事の共同開発を発表し、今後も同社の橋の専門的な技術力に磨きがかかると思われますな。今週2月5日の午後2時に発表した決算では「3Q累計の経常2倍増益で着地、10-12月期も58％増益」とし、通期に対する進捗率は77.1％にも達しています。目先上値が重い展開もあるかと思われますが、台風・防災関連としての一面もある事からも、再び注目される可能性も見ておきたいところです。

また、本日から監視する銘柄は以下の通りです。

＜本日監視入りした銘柄＞