4年に一度の「半減期」がビットコイン価格を2017年の史上最高値2万ドル(約210万円)近くまで高騰させるか、あるいはその数倍まで高騰させるかでビットコイン・トレーダーの意見は割れている。
Googleトレンドで上昇
ノルウェーの仮想通貨分析企業アーケイン・リサーチ(Arcane Research)のレポートによると、明らかなことはグーグル(Google)検索でこの話題への関心が急増していること。
Googleトレンドでは「ビットコイン半減期(bitcoin halving)」という単語の検索数は2020年1月、12月から倍増し、2016年の前回の半減期以降で最高のレベルになっている。
アーケイン・リサーチによると、Googleでの検索数の増加は、半減期が2020年の価格高騰の要因になる可能性があるとして、一般の大きな関心を集めているかもしれないことのサインだ。
「ビットコイン半減期は大きな関心を集めている。半減期への認識が新たな人々に広がっていることを示す明確な兆候が今見られる」とアーケインは1月23日付けのレポートで述べた。
Googleトレンドでは「ビットコイン半減期」の実際の検索数はわからないが、公開されたデータを見ると、12月の平均15から1月12日〜19日には38まで増加している。Googleトレンドの数値は特定の検索ワードの人気のピークが100を示すようになっている。
9万ドルか、織り込み済みか
前回の「ビットコイン半減期」は2016年。ビットコイン価格は2倍になり、2017年には13倍まで高騰した。
一部の仮想通貨投資家は、半減期はビットコイン価格を上昇させると考えている。多くの投資家がビットコインの入手やビットコインへの投資を増やそうと検討している時に、ビットコインの新規発行のペースが下がるからだ。投資としてはビットコインは株式のような伝統的資産を上回っている。2019年、価格は94%上昇し、S&P500種指数の上昇率の約3倍となった。
ドイツのバイエルン州立銀行(BayernLB)のアナリストは2019年、半減期はビットコイン価格を約9万ドル(約990万円)近い史上最高値に押し上げると予測した。だが半減期はよく知られており、理解されているため、すでに価格に織り込み済みと考えている投資家もいる。
業界では半減期は大きな期待を集めている。一部の愛好家は専用のウェブサイトを作り、半減期までの残り日数、時間、分、秒をカウントダウンしている。そのサイト、bitcoinblockhalf.comによると、半減期は2020年5月12日頃に起こる見込みだ。
だが半減期の意味に多くの注目が集まっているように思えるが、アーケイン・リサーチは「ビットコイン半減期」は「ビットコイン」よりも検索数はかなり少ないと指摘した。Googleトレンドによると、「ビットコイン」は「ビットコイン半減期」よりも少なくとも30倍以上検索されている。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/36022/
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Source: 仮想通貨情報局