★注目★[9972]アルテック[7803]ブシロード[9466]アイドマＭＣ[7777]3Ｄマト

さて、ザラバをチェックしております。

まずはじめにご紹介致しますのは、アルテック<9972>です。特殊産業機械の商社である同社は、自律走行型搬送用ロボットや医療・医薬関連機械の販売が好調で、1月14日の決算発表では経常利益が従来予想より上回り着地しております。また、1月15日より1億円規模での自社株買いを行った事で、株価は上値を伸ばしました。チャートは、その後調整するも、上昇トレンドを継続しております。小型株である事に加えPER・PBRともに割安水準の同社は、多彩なテーマ性も有しており、物流倉庫の自動化が加速する昨今、これからの需要拡大も期待できますな。

2つ目の銘柄は昨年7月に東証マザーズへ上場したブシロード<7803>です。上場から人気ゲーム「ラブライブ！」から同社傘下の「新日本プロレス」に関わる思惑などで株価が急上昇するなど、話題性に事欠かない銘柄でございます。業績面でも1Ｑの時点で通期に対する進捗率は39.5％とやはり好調さを見せておりまねぇ。昨年11月高値4280円から、今週3000円台まで調整して、そろそろ完了間近か…と見ております。直近ではぬいぐるみ劇団と、その親会社でフィットネス事業を手掛けるソプラティコを子会社化しておりますが、同社のIPビジネスにどのように繋がっていくのか期待したいところです。

3つ目の銘柄は流通小売業向け販売支援を行うアイドママーケティングコミュニケーション<9466>です。同社が、中国アリババグループのパートナー企業である浙江勝百信息科技(サンパール社)との資本・業務提携を発表した事は記憶に新しいですな。価格の一括変更や野菜の生産地まで提供できる電子棚札は、消費者への情報提供だけでなく、人手不足を解消する働き方改革や、昨今問題となっている食品ロス削減への貢献もあると思われます。今後日本で導入が進むと見られる電子棚札の期待は高いのですが、今週は新型コロナウィルスなどよる軟調相場において200日線付近まで調整しておりますが、1月31日の決算発表を経て、どのように動くか監視したいところです。

4つ目の銘柄はペプチド技術を活用した医薬品開発を展開しているバイオベンチャーであるスリー・ディー・マトリックス<7777>です。同社の消化器内視鏡手技向けの吸収性局所止血剤「PuraStat」は、富士フィルム<4901>と欧州全域における独占販売契約を結んでおり、売上は大幅に拡大しております。チャートは新薬販売までの進捗で、上昇と調整を繰り返しておりますが、業績は赤字が続いている為、株価は底値水準で推移しています。これから「PuraStat」の世界における展開とそれに伴う思惑に期待したいところです。

5つ目の銘柄はジーンテクノサイエンス<4584>です。昨年11月にも配信しましたが、その後1月に高値1075円をつけてから調整に入っております。ただ、同社の眼科領域のバイオシミラー製薬であるルセンティス（GBS-007）の20年2月のP3試験終了とその内容、そして夏の承認申請に対しては期待が持たれます。チャートを一目均衡表（週足・月足）で見てみると株価は雲の中で動いており、今後も上値が重くなる可能性はありますが、バイオ株らしい材料性には注目したいところです。ただ目先、2月4日が決算だという事もチェックしておきたいですな。

最後の銘柄は放送機器やAV機器向けを主力とする電子計測器のファブレスメーカーであるリーダー電子<6867>です。5Ｇ普及化に先じる形で、放送業界の4K映像フォーマット対応関連設備の需要が拡大しております。東京五輪を前に、国内4Kへのニーズが高まっている事はもちろんですが、冬季の北京五輪を控えた中国や欧州など海外からも受注を増やしております。これを受け、昨年12月中旬よりチャート(日足)は急騰しており、上昇トレンドへ乗りました。先の1月31日の決算も注目ですが、長期的には東南アジアなどの放送環境の整備が進むに連れて、更なる業績寄与もありそうだと睨んでいます。

また、本日から監視する銘柄は以下の通りです。

＜本日監視入りした銘柄＞