★注目★[4960]ケミプロ[3655]ブレインパッド[6920]レーザーテックほか

さて、ここ最近チェックしている銘柄をザックリご紹介致します。

まず最初にご紹介致しますのは、製紙用薬剤や有機EL材料を手掛けるケミプロ化成<4960>です。ドイツの化学品大手であるBASF向けを中心として、主に紫外線吸収剤の売上が回復しております。昨年11月8日の決算は経常利益を4倍近く増益とし、2020年も電子デバイスをはじめ、有機ELの需要が増えるとの思惑もあります。株価が200円台、PBRも割安水準、チャートは26週線で反発も見られた為、自身のブログでも監視に入れました。2月の上旬に予定される決算発表の前後で目立った値動きがあるか…ですな。

2つ目の銘柄はブレインパッド<3655>です。AIアナリティクス事業の先駆けである同社は、昨年5月の高値9300円から11月安値5160円まで調整を経て、24月線を下値サポートに徐々に下値を切り上げてきています。昨年12月13日に日本マイクロソフト<6871>と共同で、山口フィナンシャルグループ<8418>傘下である3銀行の顧客情報を一元管理できる統合データベースを構築した事や、今年1月7日にラスベガスで世界最大のデジタル技術見本市「CES」が開催されていた事でも、同社への思惑買いが入った様子です。業績はこれまで好調さを示していた為、2月の決算発表を期にしっかりとしたトレンド転換もあるか監視を強めたいですな。

3つ目の銘柄は全国に中古車販売を展開するネクステージ<3186>です。1月7日に発表した決算では増益着地で、経常利益4割近く業績拡大しました。20年11月期も引き続き業績拡大の予想であり6期連続での過去最高益を更新の見通しに加え、年間配当を4円から6円に増額しております。株価は決算前から上昇トレンドが続いておりましたが、決算を機に、出尽くし売りで値を下げる形となりました。しかし、あたくしのブログではここから監視入りとしました。売りを浴びた直後も反発の兆候が見られる事から、このまま下値を切り上げるか見ておきたいところですな。

4つ目の銘柄は長らく上昇トレンドが続くレーザーテック<6920>です。半導体マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占する同社は、5Gの高速通信における次世代技術として研究が進む極端紫外線(EUV)の露光技術を活用した半導体デバイスに関する思惑もあり、市場期待は集めている模様です。同社の株価は鮮明な上昇トレンドを継続しており、業績も好調である事から、どこまで上値を伸ばすか監視中です。1月末の決算発表も注目したいですな。

5つ目の銘柄は、1月7日にタマゴ由来の成分を配合した薬用育毛剤「ニューモ」の通販事業の定期顧客件数が20万件を突破と発表して急上昇しているファーマフーズ<2929>です。同社が日米両国で特許を取得している「HGP」に関連した製品も注目していきたいところですが、バイオ関連としての一面にも注目したいところです。オプジーボやキイトルーダを超える効果が期待される新規がん治療抗体・『抗FSTL-1』への思惑もまだ控えております。この度の材料による急騰で、チャートは一目均衡表(週足)の雲の上限を一気に上抜きましたが、月足の雲ではどうか。生産を上回る程の受注があるニューモが、今後の業績にどれ程寄与するかも期待ですな。

最後の銘柄は再生医療関連から、HLCM051(マルチステム)の治験の進展が注目されているヘリオス<4593>です。昨年11月26日に体性幹細胞再生医薬品であるマルチステムが、脳梗塞急性期及び急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象として、希少疾病用再生医療等製品に厚生労働省より指定されたと発表しました。その後、株価は大きく上値を伸ばしております。12月16日にはSMBC日興証券が同社の格付けを「強気」とし、目標株価を3000円へ引き上げた事で、下落基調から反発し、上昇トレンドへ乗りました。今後のマルチステムの研究成果により、業績面でも恩恵があるか注視ですな。

また、本日から監視する銘柄は以下の通りです。

＜本日監視入りした銘柄＞