Bitfinexが決済サービス提供へ
Bitfinexが、仮想通貨のギフトカードサービスを提供するBitrefillと提携し、ライトニングネットワークを活用して、ユーザーがビットコイン(BTC)で買い物ができるようにする。
公式発表によると、Bitfinexのユーザーは自身のウォレットにあるビットコインで、スマートフォンの決済サービスやBitrefillのギフトカードが利用できる2000超のショッピングリストから、自分が好むサービスを選んで買い物ができる。サービスにはゲームやレストラン、Netflixのようなエンターテインメント、旅行などが含まれるという。
ビットコインで支払いが行われると、両社はライトニングネットワークを利用して自動的に決済を行うという。ライトニングネットワークはBTCブロックチェーンのセカンドレイヤープロトコルで、高速決済や低手数料での支払いを可能にする。これによって、企業同士が支払いに関する条件を決定する手間を省けるとBitrefillは説明している。
Bitrefillの企業コミュニケーション統括責任者John Carvalho氏は「Bitfinexとの協業は、ビットコインの商業利用に新時代が来たことを示している。我々はBitfinexや他の企業と密に連携し、ライトニングネットワークを利用した決済手段やサービスを開発していく。仮想通貨を使った生活を現実にし、最終的には法定通貨に頼る必要がないようにする」と語った。
他の取引所と協業する計画について聞かれたCarvalho氏は、現時点で公式に発表できないと説明。しかし、Bitfinexとの協業が順調であれば、その時は他の取引所とも組む可能性があると語った。
また「取引所だけがパートナーの相手ではない。2020年の第1四半期(1-3月)にはライトニングネットワークやショッピング機能を利用して他の企業と協業するつもりだ」とも話している。
Bitfinexの技術責任者Paolo Ardoino氏は今回の協業について「決済手段としての利用は、ビットコインの普及拡大には必ず必要だ。それにはライトニングネットワークは非常に重要である」と語った。
Bitfinexは3日、ライトニングネットワークを利用したビットコインの入出金を開始することを発表。これは大手仮想通貨取引所では初の事例である。このサービスもBitrefillはサポートしている。
関連:Bitfinex、BTCライトニングネットワークを通じた入出金サポート開始
Bitfinexは、ステーブルコインのテザー(USDT)やTether Goldをライトニングネットワークで利用できるように取り組んでいると、Ardoino氏が説明。また情報筋の話では、米大手取引所クラーケンも、ライトニングを利用したビットコインの入出金を開始しようと取り組んでいるという。
参考資料:https://coinpost.jp/?p=121200
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Source: 仮想通貨情報局