★注目★[6553]ソウルドアウト[6191]エボラ[6067]インパクト[7046]TDSE

さて、ザラバをチェックしております。

まず初めに紹介させて頂きますのはカイオムバイオ<4583>です。トリ免疫細胞を用いた独自の抗体作成に強みを持ち、幅広く特許を取得している同社ですが、バイオ株らしく業績が振るわず、株価は底値で停滞しておりました。11月12日の決算発表では赤字拡大で着地。しかし11月26日、がん治療用抗体ADCT-701をライセンスアウトしたスイス企業とのマイルストーンの達成を発表し、チャートは窓を開け急騰しました。約2700万円を第4四半期に計上する事に加え、がん治療用抗体という点も、業績回復の試金石となり得るか…本格的反発相場に入ったかと、監視を続けていきたいですな。

2つ目の銘柄は、首都圏を中心に様々な種類のコンセプトカフェを展開するDDホールディングス<3073>です。10月15日の決算発表では上方修正も併せて発表し、前年同期より経常利益をおよそ50%近く増加させて過去最高益予想を更新しております。子会社のスポーツバーでラグビー観戦メニューの提供も利益を上乗せし、ポケモンカフェ等のユニークな店舗は、海外観光客に注目される、インバウンドの要素も持ち合わせております。チャート(日足)は決算後の急騰から後に調整しますが、好業績が続いている事からも、底を打った折には打診的にもどうか…と見ています。

3つ目の銘柄はネットビジネス支援事業のソウルドアウト<6553>です。中小企業をメインにWebマーケティング支援などを展開する同社は、11月7日に決算を発表し、減益着地となりました。しかし減益でありながらも、悪材料出尽くしで市場期待が上回ったのか、反発相場に入っている様子です。地方企業の支援にも尽力している同社には、地方創生や過疎などの日本が抱える課題解決や、地方の魅力を広めて欲しいもんですなぁ。長期の下落トレンドから、一目均衡表（日足）の雲も上抜いてきていますので、25日線を下値サポートに上昇継続なるかと監視中です。

4つ目の銘柄は、旅行サイトのエアトリを運営するエボラブルアジア<6191>です。8月末より株価は底値水準ではありましたが、11月14日の決算発表後に反発しております。税引き前利益は広告投資が響き減益でしたが、20年9月期は大幅に利益伸長する見込みとの事で、成長期待により買われました。11月22日には月次取扱高を発表し、10月の取扱高が前年比20%増加、一般顧客向けが44%増加となり、さらに株価を押し上げた模様です。一目均衡表(日足)では、厚い雲を上抜けした後に調整に入りましたが、今後は下値を切り上げるか…ITオフショア開発事業も好調さが下値を支えていくのではと見ています。

5つ目の銘柄はインドでのコンビニエンスストア運営に進出しましたインパクトHD<6067>です。同社が出資するインドの合弁会社が、10月下旬に新たにコンビニを3店舗オープンするなど、進捗は順調です。11月14日の決算ではインド事業の投資費用を計上した事で経常利益は減益となりましたが、営業利益は増益を維持。チャート(日足)は底値で停滞しておりましたが、ソフトバンクが支援のホスピタリティ会社OYOと英ファンドが同社の合弁先企業であるインドのCoffee Day社の株式取得に乗り出したとの報道が出ると、11月26日より株価は急騰。海外企業も狙うインド事業の今後の進展には目が離せませんな。

最後の銘柄は、AI関連のサービスを手掛けるテクノスデータサイエンス<7046>です。自動応答機能を備えた対話型AI製品『Cognigy』等のサービスを展開する同社は、10月24日に上方修正を発表すると赤字予想から黒字に一転しました。さらに翌日の10月25日には、SBI証券とフィンテック分野で業務提携を発表し、上値を伸ばしました。独自AI「scorobo」エンジンを活用した、人工知能型投資サービスを共同開発する方針との事です。10月31日の決算後、株価は下落しましたが徐々に反発も確認できる為、今後は財政安定化と技術開発を進めつつ、底値水準から更に下値を切り上げるか注目ですな。

また、本日から監視する銘柄は以下の通りです。

＜本日監視入りした銘柄＞