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香港当局が唯一認めた仮想通貨ファンド

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香港の証券先物委員会(Securities and Futures Commission:SFC)が仮想通貨に投資するファンドに対する初の規制を発表して1年、基準を満たすことができた企業は1社しか存在していない。

ロイター(Reuters)の調査によれば、香港を拠点とするデジネックス(Diginex)は、2018年11月に発行され、2019年10月に正式化された規制上の障害を乗り越えることができた唯一の仮想通貨ファンドである。

当時CoinDeskが報じた通り2018年の枠組みは、ポートフォリオの10%以上をバーチャル・アセットに投資するファンド向けに新しい規則を採用した。2019年10月に発行された37ページに及ぶガイダンスは、手持ちの資本準備金など、SFCが監督しているファンドがすでに遵守する多くの標準的慣習を採用している。新しい規則は例えば、暗号資産向けにカストディアンとなることができるのは誰かといった規定である。

それでも今のところ、SFCの設けた基準を満たすことができたのは1社のみであり、他のファンドはSFCを「回避」するために香港から撤退している、とロイターは伝えている。さらにロイターの調査によれば、多くの企業は体裁のためだけで、実際にライセンスを受ける意図なしに認可を申請している。

しかし、拒絶されたファンドに二の足を踏ませている可能性のある仮想通貨の下げ相場の余波の可能性など、認可された企業の少なさを持続させている外部要因も存在する。

「2018年のボラティリティと利益の少なさが、仮想通貨ファンドへの投資を大型の機関投資家に踏みとどまらせ、2018年を生き延びたファンドも、ライセンス取得の計画を棚上げしている」と、デジタル資産に特化したベンチャーキャピタル「ケネティック・キャピタル(Kenetic Capial)」のパートナー、ジェハン・チュー(Jehan Chu)氏はロイターに語った。

SFCは認可プロセスおよび承認待ちの申請についてのコメントを拒否した、とロイターは伝えている。 

参考資料:https://www.coindeskjapan.com/26537/ 

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Source: 仮想通貨情報局

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