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リブラ、イーサリアム……あの仮想通貨・暗号資産・ブロックチェーンサービスの名前の由来とは?

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イーサリアムやリブラ、mijinなど、暗号資産・ブロックチェーンに関する商品やサービスの名前は様々だ。あらためて「なぜその名前がついたのだろうか?」と考えても、こたえられないものが意外と多い。何にちなんでつけられた名前なのか、公式に説明されることはあまりないが、それぞれの名前の由来について調べてみた。以下、あくまで諸説あるうちの一つであることはご理解いただきたい。

暗号資産・デジタル通貨

Facebook「リブラ」……てんびん座

Facebookのデジタル通貨の名称である「リブラ」は、ラテン語で「てんびん座」(9月23日〜10月23日)の意味。天秤は重さを量るもので、銀の重さの計量に使われていたことからお金との関連性は高い。トルコやイタリアの法定通貨「リラ」もこれに由来するほか、イギリスのポンドの通貨記号に「£」、単位に「lb」を使われているのも語源としては同じだ。

また、リブラへの参画を検討していたウィンクルボス兄弟が関わる仮想通貨取引所の名前は「ジェミニ」。こちらも「双子座」(5月21日~6月21日)と星座が由来なのが興味深いが、そもそも兄弟が双子(テイラー、キャメロン)であることにちなんでいるのだろう。

イーサリアム……ゲームに登場する「青く輝く神秘の石」

イーサリアム(Ethereum)は今でこそこの呼称が定着しているが、当初は「エセリム」「イーサリウム」などとも呼ばれていた。これらは英語圏でいう”aetherium”と同じで、古くからあるゲームには頻出するモチーフ。青く輝く神秘的かつ貴重な鉱石を想像するとよいだろう。トレーディングカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」やファンタジー世界を舞台にしたRPG「The Elder Scrolls(ジ・エルダー・スクロールズ)」に登場する。

ライトコイン……ビットコインより早く簡単に使えることを表現

開発者のチャーリー・リーはTwitterで次のように説明している。

「ビットコインをより早く簡単に使えることを表現する名前にしたく、Litecoin と Lightcoin を検討した。light は電球の光も意味するのであまり好ましくなかった。lite はエリート(elite)に似ている。com、org、netドメインがすべて利用可能だった。あとはご存じの通り」

I wanted a name that represented a quicker and easier to use Bitcoin. Thought of Litecoin and Lightcoin. Didn't like light as much because it could also mean light in light bulb. And lite is kind of like elite. Com/org/net domains were all available. The rest is history. 😀 https://twitter.com/crypto_hodler/status/1016179433865015299 

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カルダノ・ADA……天才数学者と天才女性プログラマー

カルダノは16世紀のイタリア人天才数学者ジェロラモ・カルダーノにちなみ、ADAは、19世紀に世界で初めてプログラムを記述したとされる天才エイダ・ラブレスにちなんでいるという。エイダはまた、国防総省が開発させたプログラム(Ada)にもその名が取られている。

そのほか、モナコインは「匿名掲示板2ch(現5ちゃんねる)で有名なアスキーアートのモナー」から。NEMは「New Economy Movement」(新しい経済運動)。「Omise」が日本語の「お店」にちなんでいることは、創業者である長谷川潤CEOが日本人であることから推測される。

仮想通貨・暗号資産取引所

Zaif……次世代の財布「財’布(ざいふ)」

ブロックチェーンやビットコインなど次世代のテクノロジー、通貨に対応した“次世代の財布”という意味で財布に「’」をつけてザイフとなった。

QUOINE「Liquid」……流動性(リクイディティ)

創業者の栢森氏が「金融サービスには流動性が重要」というように、仮想通貨市場の流動性の改善を目標としていることから、こう名付けられたようだ。

TaoTao……新しいお金の道+新しい豊かな世界の道

ヤフーグループの会社が株主である仮想通貨取引所TaoTao(タオタオ)。公式サイトで、「TAOとは『道』。ひとつは、新しいお金の道。もうひとつは、新しい豊かな世界の道。」などと説明している。道という意味の言葉を重ね、新しいお金の道とブロックチェーン技術・暗号資産がつくる新しい豊かな世界の道を表していると見られる。

Binance……binary+finance

このほか、世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスは、その名から類推されるとおり、バイナリー(binary、二進法のこと)とファイナンス(finance)を組み合わせたものだ。

ブロックチェーンサービス・その他

mijin……日本の忍者が利用していた武器「微塵」

忍者が使っていたという、3本の鎖の先に分銅が付いている武器「微塵」が語源。公式の動画も戦国時代風で、mijinの紹介資料にも忍者のデザインがあしらわれている。

ポルカドット「クサマ」……芸術家 草間彌生

複数のブロックチェーンをつなぐポルカドットのテストネット「クサマ」(Kusama)。 ポルカ“ドット” のサービスだけに、水玉模様を作品に多用することで知られる草間彌生氏の名前を取ったのだろう。

参考資料:https://www.coindeskjapan.com/17415/ 

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