IBMはブロックチェーン技術を発展させるために、フェイスブックと連携することに前向きだ。同社幹部はブロックチェーン・エコシステムを発展させることは「チームスポーツ」と述べた。
「弊社のクライアントはフェイスブックと連携する準備ができている。我々はそのために、あらゆるクライアントと連携する準備ができている」とIBMのブロックチェーン・ゼネラルマネージャー、ジェイソン・ケリー(Jason Kelley)氏はCNBCに語った。
ケリー氏は、フェイスブックのような規模の企業が競争に加わることは、基盤となるブロックチェーン技術の正当性を高めることにつながると述べた。しかし、同氏は、IBMがリブラ協会に参加することに関心を持っているのか否かについては触れなかった。
フェイスブックのステーブルコイン「リブラ」はIBMにとって、ブロックチェーン技術を金融サービス産業に適用するという大きな目標を実現するためのキーとなる可能性がある。
IBMは、国境を超えた決済を促進するために同社が特許を持つ「ステラ(Stellar)」ブロックチェーンの開発に注力し、ステラを活用した国際決済システム「World Wire」をローンチした。
World Wireの目的は、分散型ネットワークによって伝統的な国際決済システムを置き換え、複雑さとコストを加えている決済仲介業者をスキップすること。
現地の法定通貨に裏付けされたステーブルコインは、伝統的な決済仲介業者を置き換える最適なデジタル資産の1つと考えられている。
2019年3月、IBMはステラを基盤としたステーブルコインの発行を目的に、フィリピンのリサール商業銀行(RCBC)、ブラジルのバンコ・ブラデスコ(Banco Bradesco)、韓国の釜山銀行など、国際銀行6行と合意したと発表した。
World WireはIBMによると、72カ国に決済拠点を持ち、48の通貨、46の銀行で送金が可能となっている。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/22341/
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Source: 仮想通貨情報局