ビットコインETFの審査期限に向けて
10月13日のビットコインETF判断期限に向けて、申請企業のBitwise社は米証券取引委員会(SEC)に新たな市場報告書を提出した。31ページに及ぶ最新の報告書ではここ2年間でビットコイン市場が大きく成長し、改善している旨を伝えている。
SECがビットコインETFを承認するための市場基礎が整っていると説明し、主な要点をこのように提示した。
- BTCの現物市場が効率的になってきた
- BTCのカストディレベルは機関投資家の水準に達している
- 規制されたBTC先物市場の規模が拡大している
Bitwiseは、以前発表した「取引所水増しに関する報告書」に対してバイナンス(水増し無し)などの大手取引所やベンチマークCMCなどは市場の透明性を高めるために、迅速に対応に動いたと述べた。
なお、ブルームバーグやWSJ、CNBCなどのメインストリームメディアも水増しの調査報告書を取り上げたため、仮想通貨業界の取り組みについて金融界も認識しているという。
今回の報告書の筆者は、「仮想通貨市場はより効率的になり、本物の出来高も実質的に増えている。なおCMEのBTC先物の取引高も確実に増加している。」と指摘した。
これまでSECのClayton長官は、ビットコインの市場操作の懸念と機関投資家水準のカストディサービスの欠如をビットコインETFの審査における最大の課題として繰り返して強調してきた。
今週、VanEck社がビットコインETFの申請を取り下げたため、SECの審査に残っているのは、Bitwise版のビットコインETFと、Wilshire Phoenix社のBTCや米国債でバスケットになるETFだけだ。
参考資料:https://coinpost.jp/?p=108121
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Source: 仮想通貨情報局