イーサリアムネームサービス(ENS)とは?
ENSとは、イーサリアム(Ethereum)のブロックチェーンにおけるDNS(Domain Name Service)のようなものです。例えば、bob.eth、alice.ethのような独自の文字列を自身のブロックチェーンアドレスとして使用することができます。
現在では、イーサリアムのアドレス・公開鍵を「0x32Be343B94f860124dC4fEe278FDCBD38C102D88」というように指定することが一般的ですが、bob.ethをアドレスとして識別することができれば、人間が読むことができ、利用しやすくなります。Facebook.comやgoogle.comと書くドメインサービスと同様です。
ENSでは1つのネームアドレスを取得した場合、サブネームも自由に設定できます。例えば、bob.job.ethという具合で、ボブの仕事用のアドレスのような使い方ができます。
ENSのチームはGethのデベロッパーであるニック・ジョンソン(Nick Johnson)氏、Mistのデベロッパーのアレックス・ヴァン・サンデ(Alex Van Sande)氏と、クリス・レムス(Chris Remus)氏らがリードして開発され、2017年にローンチしました。ENSはブロックチェーン上のスマートコントラクトで構築されています。
英語名のENSのオークションがOpenSeaで開始
ドメインの売買が行われるようにENSの売買も同様に行われています。6万6,000件ものENSが、コレクティブルマーケットのOpenSeaで出品されています。
出典:OpenSea
サイトドメインと同じく人気のあるドメインには高額な値段がつきます。ちなみに、これまで最も高額だったENSは、「darkmarket.eth」は2017年5月に当時のレートで6億円相当のETHで取引されました。
今回、ENSチームはOpenSeaでの英語名のオークションを開始しました。BobやJhon、Ericなどの一般的な前のENSをオークションにかけて、販売します。今回の販売における収益はENSチームの活動費になります。
もしこれで値段がついたら、日本の一般的なENSを先に取得しておくと将来値上がりすることもあるかもしれません。ENSの取得は、他の誰かに取得済でないものであれば、自由に取得可能です。もし興味があれば、自分の名前や会社名でENSを取得してみると良いでしょう。ENSの取得が一般的になる頃には価格が高騰してしまっているかもしれません。
参考
・OpenSea
参考資料:https://coinchoice.net/what-is-ethereum-name-service-auction-held-at-opensea_201909/
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Source: 仮想通貨情報局