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週末相場はリップル(XRP)やイーサリアムなど全面高、ビットコインの上昇要因と注目点を考察

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仮想通貨ビットコイン(BTC)市況

年初来高値を更新し続けるビットコイン(BTC)の躍進に伴い、6月8日には55.42%まで低下していたビットコインドミナンス(シェア率)が再上昇。24日時点で58.9%に達した。アルトドレイン現象が発生しつつ、ビットコインが120万円で上昇を一服すると、循環物色の思惑から、リップル(XRP)やイーサリアム(ETH)も一時急騰する場面もあった。

コインチェックの大塚氏も指摘するように、coinlibのマネーフローを確認すると、相場上昇を後押ししているのは、テザー(USDT)と米ドルだ。

現在のフェーズは、Tetherと米ドルが牽引

2016年は中国が牽引
2017年は日本が牽引
2019年は米国が牽引(6/22時点)

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USDTを発行するテザー社は、香港基盤の大手仮想通貨交換所bitfinexとの関係性も強く、中国や香港マネーの資金避難先として流れ込んでいると見る向きも強い。

今週末の28.29日にはG20首脳会議と米中首脳会談が予定されているが、世界経済の不安要因となっている両国の「通商交渉」では、ソフトランディングするための解決の糸口が見えておらず、世界経済の先行き懸念を増幅。昨今の中東情勢不安や米金利低下も、「円高・ドル安」に拍車をかける要因となっており、ヘッジの一環でゴールド及び仮想通貨ビットコイン(BTC)の価格高騰につながっているものと思われる。(詳細は以下の記事で解説)

ゴールドの価格急騰と、1万ドルを突破したビットコイン(BTC)高騰が示すもの
米NY先物市場でゴールドが急騰、2013年以来の高値を記録した。デジタル・ゴールドと呼称されるビットコイン(BTC)もついに最大の心理的節目の1万ドルを突破した。その背景には何があるのか。

また、28(金)〜29日(土)かけて大阪で開催されるG20にて、20カ国・地域(G20)首脳会議にて、暗号資産(仮想通貨)に関する規制面の在り方についても議論される見通しであることが分かった。

背景には、米フェイスブックが発表した独自仮想通貨リブラを巡る、国際金融市場の強い警戒感がある。FATFのガイダンス対応で、各国の仮想通貨関連業界の代表も大阪に集い、「V20」も同時開催されるため、株や為替トレーダーだけでなく、仮想通貨投資家にとっても抑えておきたい重要スケジュールと言えるだろう。(詳細は以下の記事で解説)

28日開催のG20首脳会議、仮想通貨も議論か|フェイスブック発表のリブラに強い危機感
28.29日に開催のG20にて、仮想通貨に関する規制面についても議論される見通しであることが分かった。背景には、米フェイスブックが発表した独自仮想通貨リブラを巡る、国際金融市場の強い警戒感がある。

ビットコインテクニカル分析

ビットコイン(BTC)は先週末、心理的節目の1万ドル(107.5万円)を突破して大幅続伸。

22日に120万円で跳ね返されてからはレンジ内で推移。朝方に上抜けチャレンジ失敗で7万円幅急落するも、4日ぶりに追い付いた時間足一目雲(下図)に沿うようにして上昇しており、下値を切り上げる形で4万円ほど再上昇(19:30時点)を見せている。

時間足の一目雲

証拠金倍率(レバレッジ)の4倍規制に加え、定着しつつある「SFD:0.25%」の徴収を嫌い、国内最大手取引所bitFlyerの出来高が激減するなか、ダブルトップを付けた120万円をブレイク出来るかどうかが最大の関心事となる。

SFDとは、BTC現物とBTCFXの価格乖離を抑制するために導入され、価格乖離5.0%以上で発動する仕組みであるが、上げ相場でロングポジションからのエントリーを躊躇せざるを得ないため、国内取引所のユーザビリティ急低下から、BitMEXなどハイレバレッジ取引が可能な海外取引所への資金流出も懸念されている。

なお、直近最高値の120万円を上放れした場合に次のターゲットなるのは、コインポスト所属のクリプトキツネが最新の仮想通貨市況での考察を参考にされたい。

上昇トレンドがこのまま継続する場合、次のターゲット価格は2018年1月28日や同年2月21日、同年3月5日にたびたび意識された「124.3万円〜128.8万円」の水平ボックスであろう。ビットコイン版インプライド・ボラティリティ指数であるLXVXから逆算した、週間上限も128万円付近に相当するため、この価格水準はかなり重くなると推測される。

(クリプトキツネ)

一方で、3度目のアタックも実らずにレンジ下限まで下落した場合は、保ち合いの収束点まで揉み合う可能性が高まることになり、まずは②や③のラインで反発できるかどうかが肝となるだろう。ここを明確に割り込んだ場合は、1万ドル(107.4万円)付近(④)までの下落余地が生まれそうだ。

俯瞰して見た場合、以前より引いていたライン(青点線/チャネル上辺)が直近レンジの上限(⑤)/下限(⑥)に位置しており、特に75EMA付近にもあるチャネル帯は、今後も下値支持線として機能する可能性がある。

いずれにしても、上昇ペースの速さからこの辺で一旦調整するか、しばらく揉み合った方が、中・長期で健全な上昇が見込めるものと考えられる。なお、BitMEXのファンディングレートは、24日5:00にロング払い0.296%まで高騰していた。(25日5:00は0.085%)

参考資料:https://coinpost.jp/?p=91504 

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Source: 仮想通貨情報局

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