ビットコインの価格は1万ドルを突破して年初来高値を更新した。今回は本物の上昇か?多くのトレーダーが疑問に思っているだろう。なぜ今回の上昇が2017年のバブルと違うのか、見てみよう。
(出典: coin360「ビットコイン価格(全期間)」)
ビットコインが心理的に重要な節目である1万ドルを突破したら、FOMO(取り残されることへの恐怖)が発動するという見方があった。米マーケット調査会社ファンドストラット代表のトム・リー氏は、ビットコインはFOMOで簡単に過去最高を更新すると見ていた。
またJPモルガンの元アナリストで現在はブロックチェーン研究者のトーン・ベイズ氏は、コインテレグラフの取材に対して、1万ドルについて次のように話した。
そんなに重要だとは思わない。1万ドルのベンチマークは、2017年に相場の過熱感を止めなかった。また2019年も価格を押しとどめる役割を果たさないだろう。
(出典:blockchain.com 「ビットコインのハッシュレート 」)
一方、他のファンダメンタルズも好調だ。オンチェーンでの1日あたりの取引量などから、これまでになく多くの人がビットコインを使っていることが伺える。また、2017年の時とは異なり手数料も低いままだ。セグウィット導入やライトニングネットワークが取引の渋滞を緩和しているようだ。
ビットコインの半減期はまだ11ヵ月後
今回の1万ドル突破は、来年5月に推定されるビットコイン半減期の前に起きた。ビットコインの取引を承認するマイナーに対する報酬は、21万ブロックごとに半減される。現在の報酬は12.5BTCで、報酬が6.25BTCになる次の半減期は、2020年の5月21日と推定されている。
需給の関係から、半減期の前後1年ほどはビットコイン価格が上昇するという見方がアナリストから出ている。
著名ビットコインアナリストのPlanBは、投資家は来年の半減期にビットコインの供給量が減りビットコイン価格が高騰すると分かっているのに待つ理由はないだろうと予想した。
大きなマクロ視点
ガチホ勢にとって短期でのビットコイン価格の動きは重要ではない。彼らは、限られた供給量を持つビットコインが、これまでにない勢いで供給量が増え続ける法定通貨のパフォーマンスを上回るとみている。
18日、ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁は、もし経済が改善しなかったら金融緩和もあると示唆。また米国の中央銀行であるFRB(連邦準備理事会)も近いうちに利下げもありうると示唆している。
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米仮想通貨投資ファンド、モルガン・クリーク・デジタルの共同創業者であるアンソニー・ポンプリアーノ氏は、金融緩和でさらなる法定通貨が印刷されることによって、ビットコインの希少性が上昇するだろうと指摘した。
「利下げ、マネー印刷はビットコインの希少性をあげる。ロング・ビットコイン、ショート・バンカー」
より大きなマクロ視点でみてもビットコインの先行きは明るい。
さらに投資家は、ビットコインの共有量が制限されていて透明性が高いだけでなく、世界で初めてのニュートラルでどの政府もコントロールしないオープンなマネーだということに気づき始めているようだ。
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Source: 仮想通貨情報局