イーサリアムクラシック(ETC)の次期アップグレード「アトランティス (ECIP-1054)」が近づいている。このアップグレードのテスト起動に関して、当初は8月上旬を予定していたが、最近、その予定日が早まったことが明らかとなった。実施日は今月19日前後を見込んでいる。
Ethereum Classic Labsによれば、この「アトランティス」は、イーサリアム(ETH)で以前実施されたアップグレード「ビザンチウム」のプロトコルを採用している。これにより、ETCとETH間での相互運用性が向上し、チェーン同士でのコラボレーションも可能になるという。
なお、今回のアップデートに向けた単独の価格上昇は見られていないが、開発状況の停止が危惧されていたことで値を落としたイーサリアムクラシックの価格において、相場の活気を取り戻す要因の一つになる可能性は考えられる。
今回のアップデート内容や、今後のロードマップを鑑みると、ブロックチェーン・プラットフォームとしての機能の向上にかなり心血を注いでいるようだ。
イーサリアムクラシックのロードマップ
Ethereum Classicの今後の展望は以下の通りとなっている。
2019年のロードマップ
- ETHとの相互運用性
- JSON-RPCスキーマ
- マルチネットワークのエクスプローラーツール
- チェーンの監査と解析
- SVMの埋め込み
- ETC JITコンパイラ
- スマートコントラクトIDE
2020年のロードマップ
- EVM LLVM Backend
参考資料:https://coinpost.jp/?p=88775
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Source: 仮想通貨情報局